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揺りかご

みりあ

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2002年08月26日(月)
動揺。


夜。
バイトの帰りによく行く古本屋に寄った。
何となく本が読みたくなったから。

坂をチャリで下りてきて角を曲る。
するとその本屋はすぐ見える。

本屋からでかいスクーターが出てきた。
珍しくはないけどあんまり近くで見ることもなかったから目線を止めた。
そうしたら。

スクーターに乗っていた人とちょっと目が合った。
鋭い感じの視線。
フルフェイスのヘルメットだったからよく見えなかったけど。
顔も殆どわからなかったけれど。
それは真のそれとあまりにもよく似ていて。
私はその人から目を離すことができなかった。

真はスクーターに乗っているはずがないんだけれど。
いつか今乗ってるバイクが盗まれたりしたら今度はでかいスクーターがいいとか言ってた。

真の乗っていたバイクには私の名前が何故か付けられていた。
扱いにくいところが私に似てるとか(笑)。

私と離れた今、そんなバイクにはもう乗りたくないのかなぁ?
だからスクーターに乗り換えたのかなぁ?

そんなことを一瞬のうちに考えていた。
人違いである可能性のほうが高いのに。
びっくりするくらい、動揺していた。
そして、私は自転車に乗ったまま横にあった看板に突っ込んだ。。。

本屋の中でしこたま打った肩をかばいながら呆然としていた。
人違いに決まってるじゃないか。
もし本物だったとしても今更何になる?

気持ちをだいぶ整理できてきたと思ってきていた矢先だった。



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2002年08月25日(日)
連休。


連休は翔とずっと一緒にいた。
翔と一緒に朝を迎えるのは何ヶ月振りになるのだろうか。

実はこの連休には先約があったのだけれど。
互いにどうしてもしたいことがあった。
結局はできなかったんだけど(爆)。
どうせなら行けばよかったねぇと二人で苦笑いしていた。

時間が過ぎるのはあっという間だった。
途中ささいな諍いもあったけれど、楽しかった。

本当のこというと、翔が結構疲れてて寝るばっかなのがつまらなかったけど。
それでも土曜日は回転寿司で久々に翔は22皿と20皿の大台突破。
私は18皿食べた。。。太るってば。
あとは翔にこげぱんの絵本とチタンネックレス買ってもらった。
チタンネックレスは翔も黒いのをいつもしてる。
私は青いのを買ってもらった。
またお揃いのものが増えたことが嬉しかった。
洗濯ができるから汗かくときでも気軽に着けていられるし。

翔が帰った後の電話。

しかし、あっという間やったなぁ〜

ほんまやなぁ〜

でも楽しかったで♪

そやな、楽しかったからまたこのために頑張れるな

そうだね。
一緒にいる時間が楽しいから。
私たちは何とか歩いていける。

また、週末を夢見て、生きていこう。
一緒に朝を迎えられる日はまたずっとずっと先になりそうだけど。



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2002年08月23日(金)
帰還。


実家から大阪に戻ってきました。
結構長い間留守にしてたなぁ。。。

翔と半月ほど会っていない。
実家にいたからあまり寂しいとも感じなかったけれど。
もし私が実家に住んでいたら翔との関係も随分違ったものになっただろう。
早く会いたいなぁと思っていた。

でも。
ふとしたときに頭に浮かんでくるのは翔でなくて、真なんだ。
どうしてだろう。

もう会わなくなって2ヶ月が過ぎた。
私と真の行動範囲は離れているから会う可能性も殆どない。
それでも心の何処かでもう一度会いたいと思う心は消えない。
どうしようもないとわかっているのに。

私は真の写真とかプリクラなどを何も持っていない。
でも私の目には強烈に焼き付けられた真の姿がいつも映る。

いい加減この気持ちをどうにかしたいのに。
どうにもできない。

もう向こうは私に会いたくもないんだろうかな
もしかしたらまだ私のことを好きなんだろうか

行き場を無くした不毛な思いが私の中に澱んで、沈んでいる。

みりあちゃんがもし俺のところに来る気になったなら
その時に俺に彼女がいたとしてもみりあちゃんを優先するよ


そんなことを言われたことがある。

今更気持ちなんて変わってしまうんだろうに。
そんな言葉を心の片隅で信じている私がいる。
翔がいるのに、馬鹿な考え。

忘れないとは思ったけれど。
私の心を占領しすぎ。

少しずつ、少しずつ色褪せようとしながらも、それを私の心が許さない。



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2002年08月12日(月)
Encount in the real.


日曜日はどうにか暇せずに済みました。
友人が梅田で買い物をすると言うので便乗。
と言っても私は何も買い物してないんだけど(笑)。
マツキヨでクレンジングオイル買っただけ。

ロフト行ったりして。
思ったよりも早く友人の目的は達成された。
あとはもう適当にうろついて。
パフェ奢ってもらって(笑)、夕ご飯も一緒に。
買い物付き合ったくらいで奢ってもらっていいのかなとも思ったけど。
此処で御礼。ありがとう♪
いっぱい愚痴も聞かせてごめんね。
また遊んでくれると嬉しいな。

で、ちなみに今日は・・・何もしませんでした。
今日までバイトの予定だったから実家に帰るの延ばしてたのに。
バイトが先方の都合で休みになりやがった(怒)。
何のために私は暑い大阪で我慢していたんだ・・・。
翔にも会えないのに。
やっぱり鬱。やな感じ。
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翔と初めて会った日。
その日の朝、両親に翔のことについてきつく詰問された。
適当に私は流していたが、親はなかなか許してくれなかった。
結局私は「お目付け」として父親の携帯を持たされた。
当時私は携帯を持っていなかったからだ。

チャリをこぐこと20分。
待ち合わせの駅に着いた。

案内板の前に立っている真っ黒いシルエットのでかい人がいた。

事前にメールで翔から当日の格好は真っ黒いと聞いていた。
だから特に迷うことも無く私はその人に近づいて尋ねた。

あの・・・××(翔の名字)さんですか?

大当たり。
そして私は・・・落胆した。

眼鏡をかけてて、小太りで、無精髭。
体型とかはこの際しょうがないけど、髭は剃らんかい!と思った。
第1印象最悪。
しかも私はそういう態度をもろに表に出してしまっていたらしく。

なんかめっちゃがっかりしてるでしょ?

言われてしまった。。。
出会いって言ってもそうそういいもんじゃないんだな〜と思っていた。
翔は翔でなかなか打ち解けてくれなかった。
困った私はどうにかして喋らそうと必死で話をしていた。
そうしたら少しずつだけど話が弾むようになってきていた。

確かに印象は悪かったけど、翔の顔のパーツが可愛いことに気付いた(笑)。

これは何とかしたら何とかなるかも・・・(心の声)

だから。
コンタクトにしたらいいのに〜 とか
女の子に会う時は髭くらい剃るもんだよ とか
何気に言ってみたら、結構その気になったようだ。

後日談なんだけど。
翔も私を見てあまりの子供っぽさに引いていたらしい(笑)。
あの頃は一緒に歩いてて援助交際と間違われないかと本気で思っていたとか。
でも女の子ってこれから変わるだろうからいいか、と。

外見面で人のことは言えません。
大切なのは中身、中身よ。
んでなんとなく何とかしたら将来性はなくもないな、と。
「お互い」そう思っていた・・・。

地元でちょっと有名なところを案内してあげた。
特に何かした、という訳でもなかったけれど。
なんだかよくわからなかったけど、楽しかった。

私にとっても翔にとっても生まれてはじめての「デート」。

別れ際。
翔はふと鞄を探り出し、私に小さい箱を渡した。
プレゼントだと。

何だったのかと家に帰って来てから私は箱を開けた。
中身はネックレスだった。
シルバーで、とてもシンプルなデザイン。
私はそれからというものそのネックレスを毎日ずっと身につけていた。
私に味方がいるという証。
学校に行く時も、ずっとつけていた。



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前半3単語が翔のネックレスに、後半3単語が私のネックレスに入ってる。
今でも現役でよくつけてます。デザインが飽きがこないし。

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2002年08月10日(土)
Encount on net(2).


めさくさ暇です。

今日は週末だけど、翔の家が引越しをするらしくてその準備で会えないわけで。
久しぶりに午前中に目が覚めた。
はっきり言って最悪。暇な日に限って早い時間に目が覚める。
どこか買い物に行こうにも財布の中には2000円しか入ってない(笑)。
一人の時間を楽しめない私はやっぱり子供だなと思ってみたり。
あまりにも暇だから1回生のころの授業で使ってた教科書を読んだり。
高校の数学を解いてみたり。
もはや自分の行動がよくわからなくなってきてる。
ネットジャンキーな引きこもり状態。
メールでまた私が文句言っちゃって喧嘩になるし。
そのまま返事が来なくなるし。

明日日曜なのに今日と同じような日なのかと思うと虫酸が走る。

人間と話したい・・・

これだったら真と初めて会った時と何も変わらない。
何も成長してないな、私は・・・。

大昔に作ってたHPの中に翔との昔の記述が残っているのを発見。
(HPの名前だけは今も使ってるけど。)
そこから適当に抜粋しつつ、今の感情も交えて続きを書こうと思います。。。
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秋も終わり、初冬の夜だった。

翔とチャットで初めて話した時のことはあまりよく覚えていない。
ただ、確かその時に翔の住んでたところで地震があった・・・(笑)。
「地震だ〜〜!!」っていう言葉だけはよく覚えてる。
あと私のチャットの喋りで男の子に間違えられた。
めっちゃ女の子な感じのHNで入ってたのに。。。笑

其処のチャットではチャットルームに来るのが何回目か表示されてた。
初めて会ったときは互いに2、3回目くらいだったと思う。
その日は、特に大した事も話さずに落ちた。
私が落ちる際には「早く彼女ができるといいね」などと言った記憶がある。

それから大体1週間が経ち。
私は再びふらりとそのチャットルームを覗いた。
そうしたら、また翔に会った。
今でもよく覚えてるのが、翔がチャットルームに来ていた回数。
軽く数十回は越えていた。

何この人、めっちゃ暇なんだな・・・

そんな印象(笑)。
そして言われたこと。

あのさ、俺ずっと○○(当時のHN)のこと探しててん。
もう1回めっちゃ会いたかった。


私はPCのディスプレイを見たまま固まった。
何を言ってるんだ、この人は。
そんなことを男の人に言われるのが初めてなただただ私は驚くばかりだった。

後でわかったことだけれど。
この時に翔は別に私に恋愛感情なんて抱いていたわけではなく。
ただ普通に話が合うからもう1回会いたいな〜なんて思ったらしい。
男に間違われた位だから友達として気に入られたのではなかろうかと。

だったらもう少し軽く「もう1回話してみたかったんよね〜」みたいに言えばいいものを。
今だから思うことだけれども。
翔の妙な物言いで私の勘違いはさらに白熱。
リアルな出会いではないから相手の表情とかも全く読めないし。
この辺りまだ私はネットと言うものをあまりにも知らなかった。
ただ翔もネット初心者だったから特に問題は起こらなかったからいいけれど。

その後突っ走る(?)私に翻弄され翔もその気になってしまったらしい。
メールのやりとりを頻繁にするようになっていた。

私にとってもはや其処にいる意味を失くしていた学校。
私自身を必要としてくれている人は此処にはいない。

授業が終ればあっという間に家に帰ってPCを立ち上げる日々が続いた。

緊張しつつも初めて電話した時は、初めて聞く生の関西弁にとても興味を覚えた(笑)。
(私は大阪に住んでるけど実家は関西ではないので)
でも当時翔が住んでいたのは岐阜
中部地方に4年近く住んでて全く関西弁が薄れていない。。。
私は変なところで感心していた。

いろいろ喧嘩をしつつも初めて会う日を私と翔は心待ちにしていた。

ただ、周囲の理解は無かった。
ネット漬けの生活を親にも怒られた。
けれどその頃の私は自分の進む道全てを信じきっていた。
誰にも邪魔させたくないと思っていた。

今度の春に翔は大学を卒業して大阪に戻ってくると聞いた。

私は大学の志望校を変えた。
友人は驚き、親は呆れ、担任も「今更・・・」という色を見せていた。
以前からその大学を薦めていた数学教師は「やっとその気になったか」と言われた。
親友と一緒に受けようとしていた大学のための小論文は放り出した。
もっと万遍無く勉強する必要が出てきていた。

今から思うと不思議なくらい私は勉強していた。
親を納得させて私が翔の近くにいるためにはそうするしか方法が無かったから。

そうしているうちに、私と翔が初めて顔を合わせる日がやってきた。



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この日付は今私と翔がペアで持ってるバングルの裏に刻印してます。
あ、でも年だけは2周年みたいな感じで2002年になってるけど。

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2002年08月07日(水)
Encount on net(1).


今日は・・・
ここには真とのなれそめのことはばっちりかいてるんだけど。
(っていうかそのために作った日記だし。。。苦笑)
まったく放置されている翔との馴れ初めをうろ覚えながら書いてみようかと。
以前表日記のほうでそれを書こうとしたんだけど。
翔が「過去のことなんて書かれても面白くない」と言われたので却下。
そりゃあんたは面白くないだろうよ。。。知ってるんだから(笑)。
でも折角なので翔の知らないところで勝手に書いてやろう、なんて。
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シグマベスト。

高校生の方なら知ってるかな?
参考書のシリーズ。
実家から持ってきていたその数学の参考書を久々に開いてみた。

家庭教師のバイトのオファーがこの夏3件きた。
でも生徒が全部高校生。
英語と数学なら何とかなるけど・・・
現代文とか無理だし(文系のくせに古文以外の国語超苦手)。
選択生物だったのに化学とか教えられないし。

・・・全てお断りしました(涙)。
不甲斐ない自分が情けないわ。

というわけで突然ながら高校の数学の復習でもしようと思い立った。
こんど何か来た時にいつでも対応できるように。
今教えてる子は中3だけど、来年になっても教えてあげられるように。

結構忘れてるもんだけど、意外に記憶が残ってることも多い。
答えあわせをして合っていた時のあの快感はやっぱり好きだ。
つまらない時にふと始めると意外に面白いものである。

高校の時の勉強は、私にとって特別な意味を持っていた。

全てを忘れることができた。
自分ではもはやどうすることもできない人間関係もろとも。
成績が上位に入っているのを見て、崩れそうになっていく自分を立て直してた。
些細なことから激しく仲たがいして離れていった親友。
もう戻ってはこない元親友の後姿を見ながら私は毎日泣いていた。

自信を持って「親友」と呼べたのは後にも先にも彼女だけだったと思う。

勉強するのは好きではなかったけど。
自己効力感を感じるためのツールとしてはとても便利だった。
その中でも数学。
文系だったからそんなに難しい内容でもなかったけれど。
他人に対して優越感を抱くことは簡単だった。
そうでもしていないといつ自分が潰れるかわからなかった。
受験というきっかけは実にいいタイミングだった。

彼女と同じ大学に行こうねと約束していた。
ほとんど一言も話さなくなってからもその不毛な約束は続いていた。
苦手な小論文はD判定。
それでも必死で補講を受けたり、先生についてもらったりした。

落ちる気はしなかったけれど。
なんか何やってるのかなぁ〜と変に思うことがあった。
興味はある大学だけど人のためにわざわざランク落として勉強してんの?
受かったところで私はどうするんだろう?

現実にいるのが嫌だった。
ふと家に置いてあるPCが目に入ってきた。
別の友人が以前チャットにはまって楽しいと言っていたっけ。
訳もわからずに私はチャットの世界に入っていった。

3年前の話なので今ほどネットが普及してなかった頃。
「出会い系」なんて言葉も存在しなかった。
そこのチャットは出会い系じゃなく純粋にチャットを楽しむところだった。
私はなんとなくそこに出入りするようになっていた。

そして、私は其処のチャットで翔に初めて会った。

私と翔はネットの世界で出会ったのでした。



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2002年08月06日(火)
いとおしくおもうもの。


私はいつまで真のことをひきずっていくんだろう

真がいなくなってこの日記も存在意義を失いつつあるけれど。
それでも私が真のことを思う限りここは消したくない。
ここが消えるとき、それは私が真のことを完全に忘れたとき。

吹っ切った筈なのに
私には翔しかいないって決めたのに

メールもしなくなってからもう少しで1ヶ月。
何をしてても真は私の頭の中を占領。
翔と一緒にいるときは思考が麻痺してるからあまり思い出さないけれど。
一人のときは明らかに翔よりも真のことばかり考えている私がいる。

何故なんだろう。

私はただ想い出の中に浸っているだけなんだろうか。

あゆの「HANABI」をテレビで聞いてて、涙が出た。
まだまだ私は不安定だ。

記憶の中の笑顔だけ 優しすぎて もうどうしようもない
(違ったかな・・・?)

二人乗りのバイクを見るたびに
トヨタの大きな車を見るたびに
学校のキャンパスを歩くたびに

私は真のことしか考えられなくなる。

いつのまにこんなに深く私の中に刺さっていたのだろう。

私は もうだめかもしれない。

翔はいつになったら私から真のことを消すほどに一緒にいてくれるんだろう?
私一人で彼のことをDeleteすることはできないよ。
私の思い出を新しい思い出で上書きしてよ。

後どのくらい待てばいい?
私が自制心を失って壊れてしまうまで、もうそんなに時間はないよ。

会うのが無理なんだったら私が何をしても文句言わないでよ。
文句を言うのなら私にいつでも会いにきてよ。
私の頭の中から真のことを消してよ。

真は、できたよ?

貴方にそれができる?



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