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■海の暗い2人。
2001年07月31日(火)
海では彼女、もとい、嫁は
ずーっと「リング」を読んでいて
つまんなかったので

僕のお気に入りの女の子、Rちゃんに
メールしてみた。

「こないだの晩、彼女とケンカしてしてたー。
 今、仲直りに江ノ島にいるー。」

そんな内容のメールを送った。
Rちゃんにはたまにメールをする。
滅多に返事が来ることはない。
直接会っているほうが多いから。

しかしこのときは珍しく速攻で返事。

「新婚早々ケンカ?どーせかじりんが何か
   やらかしたんでしょ」


ぐは。その通りだ。

「今の時期はね、女性はナイーブになっているから
   気を使ってあげてね」


男だってナイーブになってるぞ。
それにしてもこの子は全てお見通しのような口調だ。

「今、江ノ島にいるの??
   まさかそれが新婚旅行じゃないでしょうね?」


んなわけナイっつうの。

たまに返事くれたかと思ったらこれだよ…。
フナムシ持ってったろか。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■うーみー。
2001年07月30日(月)
前日、ケンカでお流れになってしまった
海に行って来た。

暑くて眩しくて天気は快晴。
さすが海に来ると夏真っ盛りであるよなあ、と
実感する。

しかしそんな中でも真夏のイメージにふさわしくない、
じめーっとした人達もちらほら…。

海に似つかわしくない、汚いジーンズに
ダンガリーシャツの男がうろうろしていた。

腰にはウエストポーチ、手にはやたらと立派な
望遠レンズを備えたカメラを持っている。

これって…水着姿の女の子達を撮っている…?うわ…。

余談だが僕は真っ黒に日焼けした水着の
女の子達を見てもちっとも興奮しない。

肌の白い、結構スタイルのいい女の子が通り過ぎた。
僕は色白の女の子が好きなのだ。
「おっ」とつい目がそちらに行ってしまった。

…先ほどのカメラ小僧がすさかず彼女をばちばち撮りだした。

好みが一緒なのか…やだなあ。

一方で妻。

ずっとパラソルの下で本を読んでいる。

「…波打ち際まで行かない?」

僕が誘うのだが

「いえ、いいの」

「肌も焼かないの?」

「もうそんな年じゃないから」

焼かない家内…というダジャレが浮かんですぐ消えた。
何しに来たんだこいつは。

「…ところでさっきから何読んでるの?」

「リング」

せっかくの海なのに…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■連休中のこと。
2001年07月29日(日)
「明日、海に行こうね」

嫁がそう言った。

「じゃあ、朝、早起きしなければ」

海まで出るには2時間はかかる。
だからそうするはずだった。

しかし、早く寝るはずが、夜にその気になっちゃって
いやんばかんうっふんあっはんと燃え上がりまくって
疲れ果てて結局昼まで寝過ごしてしまった。

…というオチだったらいかにも
新婚カップルっぽい、4コマ漫画のネタで出てきそうな
ありがちな話なのだが僕らはそうではかった。

深夜に大ケンカ勃発。
死闘は明け方4時ぐらいまで続き
精も根もボロボロになって寝付き、

起きた時は既に午後2時を回っていた。
せっかくの連休なのに。

うーみーはひろいーなー大きいなー。
行って見たいなーよそのくーにー。

まじで行きたいよ。どっか遠いトコ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ゲーマー達のアングラワールド。
2001年07月28日(土)
良く行くゲーセンに、連絡ノートというのがある。

ゲーセンの常連たちがいろいろ書き込んだり
お互いやり取りしあったり、
「アレが壊れてるぞ!」とか店へのクレームを書いたり、
言わばホームページの掲示板のようなもんである。

ココのゲーセンの店員であり、僕のお気に入りのRちゃんは
そのノートの担当をしていて、クレームへの返事を書いたり
「落書き禁止!」とか注意したり、わりとマメな管理人っぷりを
発揮している。

Rちゃんはそのノートの内容をいちいち言ってくる。

「ねえねえ、ノートに良く書いている人たちが、
 今度オフ会やるらしいよ〜」

いついつ飲みましょう、とか店はどこがいいですか、とか
ノートの常連たちがノート上で連絡しあっているらしい。

僕はノートをぺらぺらと斜め読みして、彼等のやりとりを見てみた。

「みんなゲーセンに来てるんだから直で話せばいいじゃん…。
 そーいうのも『オフ会』っていうのかね?」

「んふふふふ」

Rちゃんはただ笑うばかりである。

「で、どんなやつらが集まって飲むの?」

Rちゃんは店員だから客を良く知っているので
教えてもらった。

…ゲーセンの中でトップクラスのオタッキーばかりだった。
知り合いではないがゲーセンでよく見かける、いつも同じ服で、
見た目も行動も気持ち悪い、絶対お友達にはなりたくない
人たちばかり。

説明するのは難しいが、
あだ名は絶対「ハカセ」か「もやし君」の二択しか
付けられないような人たち。

僕はその中のひとりかふたりに話し掛けられたことがあるが
一方的にマニアックな話をだーっと言ってるだけで
全く会話にならなかったのを覚えている。

「この店でヤバげな奴トップ5、全て入ってるじゃないかよ〜!!」

「でしょ〜?すごいでしょ〜?どんな飲み会になるんだろうね」

「…絶対暗そう…会話が成立すんのかよ、このメンツ」

「かじりん、行かないの?」

「行くわけねーだろ。あ、Rちゃんこそ誘われてるじゃん。
 …ノートに書いてあるよ」

「行くわけないじゃん。勝手にやってろって感じ。ふふ」

その時は2人の笑い話だったのだ。
大体オタクの分際でRちゃんに声をかけようなど4億年早い。

しかし、まさかその後災難が降りかかってくるとは
思ってもみなかった…。

続く(笑)
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■うまく書けない日記。
2001年07月20日(金)
夜のお出掛け。
いつものゲーセンに行く。

近所の美少女であり、このゲーセンの店員である
Rちゃんがいたのでおねだりしてみた。

「おらー、結婚祝いよこせー」

「ちょ、ちょっと待ってよ、給料入ったらあげるから」

「こちとら新婚だぞっ」

「新婚のクセに、夜こんなトコいたらダメじゃん」

ふ…。

我に返る自分。ちょっと帰らないとヤバイような気がしてきた。
(わりと弱気)

そこに、すううっと寄ってきた別のゲーセン店員、エモやん。

「早く帰らないと雷が落ちますよ〜」

…なんでみんな、こんなに冷静なんだ。

外に出ると、ホントに雷が鳴っていた。

やべ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■天下御免の向こう傷。
2001年07月16日(月)
友達と江古田で飲んだ。
ネット友達から僕に渡してくれ、と預かったという「きびだんご」を貰った。
TATUKIさん、ありがと。

友達と別れ、いいカンジに酔っ払って来たので
いつものゲーセンに行く。
きびだんごを貰ったからには子分を集めなければなるまい。

「きびだんご食べる?」

まず、とっ捕まえたのは僕のお気に入りの女の子Rちゃん。一個あげた。

「きびだんごいる?」

次にRちゃんの彼氏に一個。

「きびだんご食え」

最後にゲーセン店員の落合君。

よしよし、犬・猿・雉が揃った。

「よっしゃああああ。3人とも食べたな?みんな、僕の子分だっ!」

1人で興奮する僕は

「鬼退治行くべ!行くぞ!」

そうみんなに呼びかけたのだが

「どこにいるんだよそんなもん…」

と、落合君の冷静なツッコミが入り我に返った。
すさかずRちゃんが

「かじりん、酒臭いっ!!酔っ払いだっ!!」

あ〜あ。ばれちった。
…ささ、とっとと帰らないと。

家で待ってるかみさんが鬼になってしまうわ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■人生の墓場に到着。
2001年07月15日(日)
友達の彼女から電話がかかってきた。

「私たちね〜七夕の日に入籍したの〜」

ほお〜。そりゃあめでたい。

…。

…。

…。

…。

「奇遇だね。僕もだよ〜ん」

できちゃった婚ではない。念の為。
相手は近所の美少女Rちゃんではない。念の為。

10年待ちつづけてきた彼女いて、
そろそろ申し訳ないかな、と思った。

それだけのこと…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■視線が熱いのおおおお。
2001年07月09日(月)
ゲーセンにて。
ビートマニアという、
ゲームをやっていると…。

後ろの方から視線を感じる…。

いつのまにかお気に入りのかわいい子、
Rちゃんが後ろにいた。

僕がゲームをやってる様をニヤニヤ見ている。

「…何見てるんだよ」

「うへへへへへへ」

「何笑ってるんだっ!」

「うへへへへへへ」

なかなか答えようとしないので
首根っこをとっ捕まえて
キャアキャアやっていると…。

後ろの方から視線を感じる…。

いつのまにかお気に入りのかわいい子、
Rちゃん…の彼氏が後ろにいた。

…慌ててRちゃんから離れたのは言うまでもない。

ゲーセンから帰った午前様。
家のドアを開けると

やっぱり視線を感じる…。

「おかえり…」

そう迎えるのは彼女。
…なのは言うまでもない…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■オタクビル。
2001年07月08日(日)
中野にブロードウェイというビルにたまに行く。
ショッピングビルなのだが
そこいらにある同じような店が入った駅ビルとは大違いである。

アイドルポスター専門店。
精神世界系の古本屋。
カルト系の本屋。
切手・テレカ商。
軍服専門店。
海外ホビー専門店。
店員がコスプレしている古本屋。
やっぱり店員がコスプレしているコスプレ服専門店。
オーラの写真が撮れる写真館。
占い館。

挙げだしたらきりがない。様々なジャンルのマニアが
集結するカルトビルである。
何があるかわからないカオスっぽさが好きだ。

化石とナイフとアニメキャラのフィギュアが
売っているわけの分からない店では
犬が走り回っていた。おそらく店の飼い犬だろう。

ここはなんでもありかい。

おまけにこれらの店が高密度にごちゃごちゃと詰まっているので
方向感覚が掴みづらい。
一緒にいた彼女はわけわかんなくなっていた。

午後8時を過ぎ、がらがらとシャッターを閉める店がでてきた。
だんだん人気がなくなって殺風景な通路に取り残された僕たち。

「…階段は閉まってないよね…私たち、帰れない、ってことはないよね…」

完全に現在位置がわからなくなっている彼女。

まあ、それもよいかもしれない。






↑つい、買ってしまったTシャツ。
(オオクボキヨシが分からないヒトはお父さん、お母さんに聞こう)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■Digital Mind.
2001年07月07日(土)
彼女はデジカメを持っていた。
ほとんど使っていたのは僕で、
お気に入りの女の子、Rちゃんを
2メガぐらい撮りまくった挙句、
ある日、水の中に落としてしまい再起不能となった。

で、彼女は今日2代目を購入してきた。

買うのは彼女、使うのと壊すのは僕。

まるで僕はヒモか出来の悪い息子のようである。
この償いは体で(嘘)

ところで初代デジカメが壊れた直後、
中には大切な大切なデータが残っていた。

彼女には見せられないシロモノだったので
そお〜っとパソコン本体に移した後、消去した。

…はず、だったのだが…。
壊れたときの彼女のひとこと。

「(初代機の)最後に撮ったのがRちゃんの動画だったなんてええええ!!」

思いっきりばれてた。
ちなみにその容量6メガ(爆)

デジカメをデバカメするのは良くない。

しかしはじめからおわりまで
悪いのは全て僕。

すまんね。こればっかりは…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■隣はナニをするヒトぞ。
2001年07月06日(金)
彼女と近所を歩いていた時、

びょみょもみょみょおおん
びょもみょみょみょおおおん

とでもしか書きようがない爆音が
通りがかりの家から聞こえてきた。

「な、何?この音?」

彼女は驚く。僕はこの音を聞いたことがある。

「ディジェリドゥだ…」

「何なのそれ…」

こんなのである↓。






オーストラリア原住民に伝わる
ばか長い楽器。

近所にこんなもんを吹いているヒトがいるとは。
マニアックだなあ。

考えてみれば、ご近所でよく見る人たち。

・朝、黒塗りの車で出勤するどっかの社長らしきおっさん。
 偉そう。

・その社長を車の中でスポーツ新聞を読んで待っている運転手のおっさん。
 ヒマそう。

・時速50m位のヨタヨタ歩きでパジャマのまま散歩している爺さん。
 死にそう。

・夜11時ごろから延々と井戸端会議するおばはん。
 はよ帰れっつの。

・夏の夜も冬の夜も道端に座り込んで遊んでる兄ちゃん達。
 女いないんかっつの。

・夜公園のベンチに座っていたと思ったら朝も同じ位置に座っている爺さん。 怖いっつの。

・ウチの周りをぐるぐる徘徊しているおっさん。
 もっと怖いっつの。

・朝、烏にエサをやる婆さん。烏がうるさいから迷惑だっつの。

・夕方、猫にエサをやるおばはん。猫も迷惑だっつの。


いろんなヒトがいるもんだ。
侮れん中野区江古田?丁目。

僕?僕は至って平凡な市民。だっつの。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■☆☆☆☆☆☆☆Menthol.
2001年07月05日(木)
お気に入りの女の子、Rちゃんと飯を食いに行く。
何となく、というか、必然的に、というか

僕がおごることになる。

「ありがとう」

とRちゃんは言い、帰り道、

「あ、タバコ買わなくちゃ」

と自販機にちょっと寄りする。

僕はRちゃんが買う様をぼうっと見ている。
やがてRちゃんは自販機から出てきたタバコを
僕にポンと手渡す。

「はいこれ。ありがとう」

これは僕が吸っている銘柄ではないか。

なんていい子なんだあああああ。
ニクイ気配り。
僕がお気に入りとしている所以はこの辺にある。

「ごちそうさま〜」

と愛想だけよくて速攻で逃げていく女とは
ぜんぜん違う。

こんなことされるとますます
何でもしてあげたくなるんだよな。

我ながらあほらしいけど。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■しばらく日記を書けなかった。
2001年07月04日(水)
僕と彼女はお互いホームページを持っている。

僕は彼女には「絶対見るな」と言ってあり、
彼女も僕にはアドレスを教えてくれないので
お互い見ていない、という認識になっていた。

だが実際はお互い覗き合っていて、
それがばれて
大喧嘩してしまったのだが
色々言い合った後、仲直りした。

結局彼女に

「私だけ見ちゃいけないというのはおかしい。
見られたくないんならウェブに乗っけるな」

と言われ、それももっともだと思い、
このページは今後彼女にはオープンにする。

秘密は絶対漏らさず墓場まで持っていく覚悟を決めた。
あああ、王様の耳はロバの耳〜。

ところで、彼女の隠し日記。
内容は、まあ、夜のコトとか、そんなもんが
臆面もなく書いてあるわけだが

「しっかし、お前のアレ、ただのエロ日記だよね」

僕は率直な感想を述べた。

「うん、エロ日記だよ」

彼女は臆面もなくそう答えた。
僕のほうが恥ずかしいのだけれど。

メインの日記は時々また覗いてしまうかもしれないが
もうエロ日記のほうは恥ずかしくて
見ることはないだろう。
彼女の好き勝手にやらせることにする。

「あ!でもね!

『エロだけじゃない!面白い!』

っていう感想をメールでもらったことあるんだよ!!」

うぎゃあああああ。

読者の生の声なんて聞かせなくていいよ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■超痴話喧嘩。
2001年07月01日(日)
仕事から帰ってきた夜、
彼女は泊まり勤務でいなかった。
その代わりにこんなメモが。

「あなたのホームページ(ここのこと)見ちゃった…」

彼女にはここのアドレスは教えていない。
見ないでくれ、と言ってあった。
彼女も見たらストレスがたまりそうだから、と言って
見ないことにしていたはずだったのに…。

ということは
彼女へのグチとか
彼女に内緒でお気に入りの女の子Rちゃんと遊んでるコトとか
彼女に内緒で時々家に帰らずにネットカフェで遊んでるコトとか
彼女に内緒でどっかに遊びに行ったコトとか
彼女に内緒でヒト1人殺っちゃったコトとか
彼女に内緒で夜中自分の靴下の匂い嗅いでラリってるコトとか

全部知られてしまったということだ(一部ウソ有)

そういえば前の日は、よりによって
彼女のホームページを盗み見してるコトを
書いたのであった。最悪。

彼女が帰ってくる次の日の夜まで、
パソコンを開く気も起きなかった。

彼女が帰ってからケンカ勃発。

なぜ敢えてここを見てしまったのかというと、

「(僕が)何を考えているのか、自分をどう思っているのか
全然言ってくれなくて、分からなくて不安になったから」

だそうだ。僕はいつも伝えていたつもりだったのだが
全然ダメだったらしい。

「ネットのほうに本音ぶちまけて、
あたしには何も言わないなんて、
一緒に暮らしてる意味がないじゃないの!」

彼女がキレおった。

言われてみれば僕も彼女が何を考えているか
分からない時が多すぎたので彼女のホームページを
盗み見していたのだ。

もともとお互いあまり本音を言わない性質だからとはいえ
おかしな話だ。

どんなことを書いていたか、というよりも
モニタとにらめっこしてるのではなく、
お互いもっと向き合いましょう、ということで、
一応ケリはついた、ような、気がする…。

…ハンドルネーム、変えようかなあ。(懲りない人)
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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