人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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2007年03月26日(月) |
さよならの意味をわかっていないとわかっていても |
ゆっくりと。
成長すれば当たり前にできるだろうと思っていたことが、実はいつまでたってもできないまま、ということに気づいたときの衝撃。呪文のように、「経験が少ないから」「遅いんだからしょうがない」と自分に言い聞かせ、言い聞かせ…。
「行ってきます」といつもどおり、何も期待せずに出勤しようとした私に、リビングからたたた、とスティックパンを片手に走ってきた小さな生き物が、「バ、バーイ」と笑顔で小さく手を振った。
きっと明日はできないと思う。これが毎日ずっとできるだなんて期待はしない。1歳半になって、ようやく、何となくバイバイの真似ができるようになった。手遊びのどんぐりころころも糸巻きも、乳児期から、やって見せれば喜ぶけれど、自分で仕草を真似ようとはしない、バイバイだけが、最近になって、場面が違うところで、できるようになった、我が家の小さな生き物。
タイミングがよくて、発達が順調な波に乗ったような気がして、うれしくて、電車の中で、涙が出た。
あなたがいなければ、成長のひとつに涙が出るほど喜ぶなんてこと、なかった。
背後から、どさっとやられた。
神奈川県の海沿いは危険。ということは、重々承知していたけれど、自分がその危険の標的になるとは思っていなかった。
バスの本数の少ない地域に出張し、バスの時間を気にしながら海沿いの道を走っていたら、音もなく背後からどつかれた。その重さに、一瞬、先週行った野毛山動物園にいたニワトリを思い出したりもしていたのだが、「何事?!」と驚いている間に事は終わっていた。
手の平に握っていたオレンジ色のハンカチ、奪取されていた、とんびに。
怪我なく済んだからいいものを、中肉中背の大人の私でさえ一瞬ふらつくくらいの速さで襲われ、これが1歳の小さい生き物だったらと思うとぞっとした。
雑巾にしようか悩み始めたくらいのハンカチだったからよかったものの、定期入れだの財布だのだったら、どうしようもなかった。
それにしても、とんびに「食べ物じゃねえ!」と逆襲されなくて、よかった。
2007年03月14日(水) |
健診拒否したい気持ち |
いやじゃ。
小さな生き物が、私にいろいろと教えてくれる。仕事に役立つのでいいといえばいいのだが、よくないといえばよくない。
小さな生き物の1歳半健診がもうすぐなんだが、行きたくないんじゃよ、わたしゃ!!! 確実に半年は知的に遅れのある小さな生き物を連れて行くだなんてそんな、どういう風に指摘されるんだか怖くて怖くて怖くて…嗚呼。
でも行くさ。今後のこともあるから、ちゃんと行くさ。まだ無職で半主夫の育児主体者の夫を連れて、行くさ。頑張って、行くさ。行くけどよ…。
ふう。
2007年03月01日(木) |
いつでも同じなんてことは、絶対にないのだから |
否定などせず、受け入れる。
一緒に死んだほうがいいのかも。かわいい。大事。あんたのせいで私は苦しんでいる。私の一生をあなたにあげる。憎い。かわいくない。殺したい。好き。愛してる。我が子。私の子じゃない。私だけは味方。私のせいで…。
…全部、嘘じゃない。本当なのだ。自分の中のいろんな気持ちに、あっちに、こっちに、強く、緩く、押されてしまうだけなのだ。それがたまに、負の気持ちばかりのことがあるだけで。
いくら親だからって、子どもに対し、一本じゃない気持ちがあるのは、当たり前だよ。
何度も何度も、ことばをかえて囁く。
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