生存報告―目指せたくまし道。
〜こっそりひっそり編〜


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2007年09月08日(土) 「嫌われ松子の一生」(2006日)

ちょっとグロいとか聞いてたけど、全然〜おもしろかった♪
原作やドラマとは多少設定とか物語も違ってるみたいだけど、これはこれでよかった!
下妻物語もそうだったけど、画が綺麗だし、花とか音楽とか効果が。
ミュージカルものダメなんだけど、ちゃんと"今から歌います"的な無理のない入りだし。

↓↓↓ちょっとネタバレ↓↓↓

愛されたいのに、不器用でうまく生きていけない主人公、松子。
中谷美紀の人生を甥にあたる瑛太がストーリーテラーなかんじで追うっていう。
ってかあとでそれが光ゲンジ内海くんにあてたファンレターで"自己紹介長っ!!!"みたいなオチでウケたんだけど、それはおいといて。

最初のほうで柴咲コウが瑛太に、"別れよ あんたといてもつまんない"って言うんだけど、その後電話してきて、こう言うのね。↓

"小さい頃は誰でも 自分の未来はキラキラ輝いていると思うでしょ
でも大人になると 自分の思い通りになる事なんて一つもなくて
つらくて 情けなくて 逆ギレして
そのこと全部ショウ(←瑛太)のせいにして ズルイよね私
ショウのせいじゃないもんね 私のせいだもんね
気づいてたよ私 私が生きててつまんないのは
それは私がいつもショウにああしてこうしてって頼むばっかで
自分じゃ何も行動できなかったから
ねえショウ 人間の価値ってさ 人に何をしてもらったかじゃないよね
人に何をしてあげたかってことだよね
私すっごく考えたよ 私がショウのためにっていうか
この世界のために何ができるのかって
で、決めました 青年海外協力隊として これからウズベキスタンに出発します"

"・・・ウズベキスタンー?!"

ってウズベキスタンはつっこみどころなんだけど、最近ね、ひさびさに"あ、今すっごくつまんない"って思った瞬間があって。ヒマ過ぎて何もしてなかったからなんだけど(イヤすることは沢山ある)。そういうの、全部自分次第なんだよね結局。誰と居ても。

それでまた、おなかが痛くなるほど笑い転げたりふざけ合ったりできる相手って貴重だな、とか、改めて思ったり。そういう人が周りにいることって、幸せだなあって。まあ、付き合う相手にそれを求めるかっていったら、求めないんだけど。そういうのって友達でも出来るし。ってのはまあ人それぞれの感覚で。

で、強く生きるって大事だ。と思ったのでした(とつぜんだなオイ)。

何がゆずれないか。自分の中でゆるぎないものは何か。
生きてく強さを持っていられるかどうか。

このまえね、"オレ挫折経験してない"みたいな話になって。そのとおりなんだけど。うん。挫折してない人のほうが、強い。と思う。何かあったとき弱いってのは誰も同じで、"知らない強さ"ってすごくあるなーと。もしくは、ちゃんと回避してこれたからこそ、強さが備わってるというか。うーん、どっちもどっちかな。経験でも学べるし。

つまり、人生がんばりましょってことです。ではー。


2007年09月07日(金) 「シザーハンズ」(1990米)

ファンタジーが観たくて、借りてきました♪
これも借りようと思うとたいてい貸出中だったのよね。

暗そうであんまり見る気にならなかったんだけど、全然そんなことなくて。
あり得ないんだけど、とても気持ちが伝わってきて、もー!

社会の中での生きにくさとか、誰しも感じたことがあると思うんだけど、
そこがなんかもうとても悲しくて泣けてしまった。

とても純粋で、とても弱い。

ジョニーデップは「ギルバート・グレイプ」のときもこんなかんじのやるせなさが。
すごくよかったなー。可愛くて可哀想。

素直にいいなーと思えた作品でしたー。



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