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JIROの独断的日記
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2008年12月24日(水) 納税者が職と住居を失い路頭に迷っているのに、税金で建てた豪華議員宿舎にいる国会議員。/【音楽】ファゴット吹きの休日。

◆記事:<雇用対策関連法案>自公の反対多数で否決 衆院本会議 (12月24日12時11分配信 毎日新聞)

 民主、社民、国民新の野党3党が提出した雇用対策関連法案は24日午後の衆院本会議で自民、公明両党などの反対多数で否決された。

民主党はこれに先立つ衆院厚生労働委の法案否決に反発、解散要求決議案を衆院に提出したが、与党の反対多数により本会議で否決された。

解散要求決議案の提出は89年に宇野宗佑首相(当時)に野党が提出して以来19年ぶり。

「麻生首相による政治空白は看過できず、国民の信任を得た新しい政府が強力なリーダーシップを発揮する以外にない」としている。

また、民主、国民新両党は雇用法案否決を受け、午後に「参議院の審議権尊重に関する決議」を参院に提出、民主、社民、国民新3党の賛成多数で可決される見通し。

雇用法案は

(1)採用内定の取り消し規制

(2)雇用保険に未加入でも2カ月以上勤務した派遣労働者を雇用調整助成金の対象とする

(3)解雇された派遣労働者に住宅を貸与し、生活支援金を支給

(4)有期労働契約の「雇い止め」制限などルール明確化−−が柱。

政府・与党の「無策」を強調する狙いで、野党が多数を占める参院では可決された


◆コメント:真面目にやれよ。

今朝、通勤電車に乗ったら、まだ24日だというのに、随分電車が空いていた。普通、東京証券取引所の大納会と、

官庁の仕事納めが12月28日で、その頃から電車がガラガラになるのが普通である。

これも、雇用情勢の悪化の所為かもしれない。


今月に入ってから、突如解雇を言い渡されて、職も住居も失った方が大勢いる。

また、大晦日も三が日も働く人は大勢いる。

だからこんな事を書いては申し訳ないが、私は30日まで働き、大晦日から1月4日まで休みとなる。

後、4営業日働けば休めるのだが、正直、この時期になると、休息にエネルギーが減衰する。

1年の緊張の糸が切れそうで、非常に辛い。しかし、今年ばかりは職があるだけ有難いと思わねばバチが当たる。


今日で臨時国会は閉幕したが、国会は、結局何も決められない。今は与野党で争っている場合ではない。

与党は野党の雇用法案を衆議院で否決したが、与党に即効性のある代替案はない。

それで臨時国会は終わり、自分たちは年を越すには困らないから、また来年話しましょうという訳?

真面目にやれよ。納税者が路頭に迷っているのに、税金から給料貰ってる国会議員はのんびり正月かよ。


◆納税者が路頭に迷い、税金から給料を貰っている国会議員は高級マンションの宿舎でぬくぬくと正月をすごすのか。

私は、全ての公務員がたるんでいる、などと云うつもりはないが、国会議員に関しては批判せざるを得ない。

国会での審議は要するに与野党の攻防の「材料」であって、結局国民不在である。

東京の溜池山王には、新しい衆議院議員宿舎(殆ど億ション)があり、衆議院議員は家賃9万(だったはず)で入居出来る。

無論、それは、税金で建てられた。国会議員の給料も、住むところも税金から出ているのに、納税者(非正規労働者だって納税者だ)が

突如、職と住居を失って、文字通り路頭に迷っているのに、税金で食っている奴らは億ションでぬくぬくと暮れ正月を過ごす、

ということだ。

どう考えても世の中間違っている。

辛うじて、こんな記事があった。

◆新たに3万1000戸を活用=非正規労働者支援で廃止住宅−厚労省 (12月24日23時18分配信 時事通信)

厚生労働省は24日、失業で住居を失った非正規労働者の支援のため、

雇用促進住宅のうち既に廃止が決まっている最大3万1000戸を活用する方針を固めた。

15日からハローワークなどで、廃止を決めていない約1万3000戸のあっせんを開始、

22日までに933件の入居が決定しており、対象物件を拡大する。週内をめどに正式決定する。

まあ、何もしないよりはいいですけどね。住むところが無くては困るから。失業者をどうするのか。

つまり雇用の創出に関して審議を尽くさないで国会議員が休みに入るというのは、繰り返すが納得できない。

大晦日まで1週間ある。ギリギリまで策を模索しろと言いたい。何も出来ないなら、議員宿舎の空室を、

住居を失った、非正規労働者に解放したらどうか。それは、税金で建てたのだ。


◆【音楽】ルロイ・アンダーソンの代表作から「そり滑り」と「ファゴット吹きの休日」

今日(25日)がクリスマスですからね。何だか最近クリスマス・イブの方が大事と勘違いしている人がいますけど、違います。

折角クリスマスですから、ルロイ・アンダーソンの「そり滑り」。カリビアン・カルテットというカナダのファゴット四重奏団の演奏。

ひじょーに珍しい。

ダウンロード SleighRide.mp3 (2711.7K)



へー、と思うでしょ? 次はもっと面白いですよ。「ファゴット吹きの休日」。まあ、どうぞ。

ダウンロード BasoonistsHoliday.mp3 (1713.2K)



上手いねえー。ファゴットでこんなの吹かれると唖然とするね。

低音でボソボソ、バタバタやっているのは、コントラ・ファゴットといって、普通のファゴットよりオクターブ低い。

オーケストラの最低音を出す楽器です。(コントラバスでも、テューバでもないのですよ)。

ちょっと面白かったでしょ?因みに、CDは申し訳ありませんが、2枚になってしまうのですよ。

「そり滑り」は、Caliban Does Christmas。「ファゴット吹きの休日」はBassoonatics! できけます。Bassoonatics!は、他は意外と真面目です。

それでは。失礼します。

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2007年12月24日(月) Have A Merry Christmas!! 音楽のクリスマス・プレゼント。
2006年12月24日(日) 森麻季さんの歌には、いつも慰められる。
2004年12月24日(金) ピンクレディーを久しぶりに見て思ったこと。
2003年12月24日(水) 「攻撃相次ぐ『危険地帯』 空自利用のバグダッド空港」首相には、自衛官殺害の未必の故意がある。
2002年12月24日(火) 私が生物として宇宙から地球を見たとき、地球全体が一つの生命体として、広がろうとしているエネルギーを感じました。(毛利衛)

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