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JIROの独断的日記
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2008年09月18日(木) 「太田農水省謝罪 事故米ずさん調査認める」←「謝罪」で済むか、馬鹿野郎。

◆記事:太田農水省謝罪 事故米ずさん調査認める(9月18日16時3分配信 産経新聞)

米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による汚染された事故米の不正転売問題をめぐり、

衆院農林水産委員会の閉会中審査が18日午前開かれ、出席した太田誠一農水相は冒頭、

「消費者の『食の安全』に対する不安を招いたことに責任を痛感している」と述べ、陳謝した。

また、農林水産省側は三笠などに対するこれまでの調査がずさんだったことを認めた。

国会で同問題を取り上げるのは今回が初めて。

同省は、過去5年間で96回も三笠の加工作業に立ち会っていたが不正を見抜けなかった。

町田勝弘総合食料局長は同委員会で、調査が在庫量や伝票の確認にとどまり、流通経路を把握していなかった点を問われ

「結果をみれば明白で、その通りだ」と答弁、ずさんな調査だったことを認めた。


◆コメント:日本政府は、国民に対して、「傷害の未必の故意」があったのである。

勿論、事故米転売問題で直接的に悪いのは、三笠フーズなどの悪徳業者だが、元凶は明らかに農水省である。

事故米の殆どは、海外から輸入された米である。以前、日本は海外から米など輸入しなくて良かったが、

「自由貿易協定」に基づき、海外から、「日本は米を輸出するばかりで、輸入しないのはズルい」

といわれ、渋々買い始めたわけである。農水省は輸入した米の多くが事故米であることを知っていた筈だ。

しかし、処分出来なくて困っていた。


だから、極端に価格を安く(1キロ10円ぐらい。食べられる米は50円から70円)して、業者に押しつけたのだろう。

つまり、事故米を大量に買ってくれる「三笠フーズ」は農水省にとって「有難い」存在だったのだ。

そんな米を買いたがる業者が、事故米を食用に使わない、という約束を破るであろうことも、

当然予想していただろう。


監督官庁である農水省が過去5年に亘って100近くも検査していたが、事故米食用転用を

指摘できなかったのは、見つからなかったのではなく、食用転用がバレたら、監督責任を問われるので、

「食用には使っていません」という業者の書類だけ見ていたのだろう。


この事件の構造は、は厚労省の薬害エイズや、薬害肝炎と同じといっていい。

いや、問題となっているのは、薬とは異なり、国民誰もが口に入れる「コメ」なのだから、一層悪質である。

農水省、即ち日本政府には、国民の健康に危害を加える「未必の故意」があったと見なして良かろう。

この国の役人は国民がどうなろうが知ったことではない。

自分の天下り先を確保するのが人生の目的である連中の集まりだ。


事故米で深刻な健康被害が出ていない、というのは、結果論に過ぎない。

平気でこういう事をするのは、役人ひとりひとりが、法的責任を問われないからである。

農水省が民間企業だったら、検査で「見て見ぬフリをした」担当者は処分されるだろう。

役人もそうあるべきだ。町田勝弘総合食料局長、太田農水相の刑事責任を問いたい。

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