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JIROの独断的日記
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2008年09月05日(金) 【追加】モーツァルト オーボエ協奏曲(宮本文昭)第三楽章追加。/ モーツァルト フルート四重奏曲集(リコーダー版)

◆初めて載せます。モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 ソロは、23年前の宮本文昭さん

モーツァルトの管楽器のための協奏曲は、ピアノ協奏曲に比べたらまるで少ないのですが、

ソロ・コンチェルト(ソリストが一人)だけでも、クラリネット、フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンの為に書いています。

この他、フルートとハープの為の協奏曲とか、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと管弦楽のための協奏交響曲なども含めると、

結構いろいろあります。

ところが、私、ホルンとクラリネット以外、載せたことがありません。

今日は、既に引退したオーボエの宮本文昭さんの、実に23年前の演奏を聴いていただきます。

今まで「オーボエ協奏曲」は何度も載せましたが、皆バロックでした。

アルビノーニとか。あれはあれで大変、憂いに満ちた美しい音楽ですが、

モーツァルトは勿論古典派の作曲家で、曲の雰囲気はバロックとは対照的に非常に快活です。

お聴き下さい。

モーツァルト作曲:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314から第一楽章


第三楽章、ロンド・アレグレットです。


上手いですねー。

ところで、モーツァルトはフルート協奏曲を二曲書いていますが、第2番ニ長調は、

今聴いて頂いたオーボエ協奏曲「ハ長調」を一音上げて「ニ長調」にしただけなのです(よく見ると、少し変えてますが)。

これは、オランダのフルート好きの商売人の依頼で書いた、いや、書こうとしたのですが、

モーツァルトは、あまり当時のフルートが好きじゃなかったようで、気乗りがせず、しかし、

おカネは欲しい。期限は迫る。仕方ないので、オーボエ協奏曲を移調して、

「はい、出来ました」、と渡したのですが、手抜きがばれて、作曲料を半分に値切られたそうです。

これは有名な話です。試しに聴いて頂きます。

最初に今の宮本さんの演奏。ソロが入ってくるところから。少し。

ソロが入ってくるところ


今の音、覚えておいてください。

次に、フルートは、パトリック・ガロワという人でテンポが速く、なんか装飾音を加えていますが、

それはともかく、音の高さを聞き比べて下さい。

フルート協奏曲第二番、ニ長調の同じ部分


さて、肝心の宮本さんの演奏は、モーツァルト:オーボエ協奏曲集です。


◆モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 - 第4番(リコーダー編)(ミカラ・ペトリ)

モーツァルトが管楽器の為に書いたのは、コンチェルトだけではありません。

室内楽も書いてます。クラリネット五重奏曲、オーボエ四重奏曲など。

因みに今日は、フルート四重奏曲なんですが、「フルート四重奏」とは、フルート奏者が4人で合奏するのではなく、

「フルートを含む四重奏」という意味です。他の楽器も同様。


フルート四重奏の編成は、従って、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、となります。

そして今日の演奏は、極めて興味深い。

フルートのパートをデンマーク生まれの世界的に有名な女性リコーダー奏者、ミカラ・ペトリが吹いているのです。

私も実際に聴くまで、リコーダーで何処まで吹けるかな?と思ったのですが、実に名演です。

リコーダーは、フルートに比べると音量が小さい上、強く吹くと音程が上ずり、弱く吹くと低くなる。

ffからppまでの音量の幅を「ダイナミック・レンジ」といいますが、それが、殆ど無いに等しい。

しかし、ペトリさん(因みにGoogleでイメージ検索してご覧なさい。別嬪さんでっせ)は、そんなこと感じさせないですね。

曲自体が、広いダイナミックレンジを必要としていないことが幸いしています。それからものすごく音程がいいです。

ご承知の通り、リコーダーは全部、指で直接孔(あな)を押さえたり放したりするのですが、音のキレが見事です。

能書きはこの辺にしましょう。

モーツァルト:フルート四重奏曲第1番より第一楽章です。



上手いでしょ? 

このCDは、フルート四重奏曲集(リコーダー版)です。

ホントは9月10日発売なのですが、何故か私は既に持っております。

いずれ、モーツァルトが管楽器の為最初に書いた協奏曲、ファゴット協奏曲も、ご紹介します。

それでは、皆さん、良い週末をお過ごし下さい。

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