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JIROの独断的日記
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2006年07月31日(月) 「岐阜県庁裏金:500万円を焼却『処理に困って…』」←県民が額に汗して働いて納めた税金を「燃やし」たんだな?

◆記事1:岐阜県庁裏金:500万円を焼却「処理に困って…」

岐阜県庁の複数の部署でねん出された裏金が県職員組合管理の口座にプールされていた問題で、

組合口座に集約されず各部署などに残った裏金の一部について「処理に困って燃やした」「ゴミとして捨てた」

など焼却・廃棄したとの証言が6件に上ることが4日、県の調査で分かった。総額は約500万円という。県は証言の信用性を引き続き調査している。

県によると、98年度初めごろ、県には総額約4億4100万円の裏金があった。

このうち組合口座に集約されず、各部署や庶務担当職員が保管していた約2億1400万円のうち約500万円について、OBを含む職員が焼却・廃棄したと証言した。

県教委の現職の男性職員が「約400万円を燃やした」と証言したほか、「事務所のゴミに交ぜて出した」との証言もあるという。

一方、県の調査で組合口座への集約を指示したとされた99年当時の副知事の森元恒雄参院議員(比例代表)は4日、

事務所を通じて「諸般の事情から窮余の策として、とりあえず組合に資金をプールすることになったと記憶している。その後の処理が適正に行われなかったことは残念だ」とコメントした。また当時の梶原拓前知事は同日、鳥取市内で開かれたシンポジウムで講演した際、裏金問題について「(新聞に)持て余して焼いて捨てたと書いてあり、がくぜんとした。

自分自身の足元から発生して誠に申し訳ないと思っている」などと述べた。毎日新聞 2006年8月4日 20時26分 (最終更新時間 8月5日 1時27分)


◆記事2:裏金はピーク時4億6000万 岐阜県が調査報告

岐阜県で1億円を超える裏金が県職員組合の口座にプールされていた問題で、原正之副知事をリーダーとする県の調査チームは3日、

裏金の総額は1994年度のピーク時で約4億6000万円にのぼり、現在も約2億6500万円が残っているなどとする調査結果を県議会に報告した。

前回の調査報告では組合の口座に約1億4600万円が残っているとされたが、その後の調査で県庁内の職場などでも約1億1900万円を保有していることが新たに判明した。

報告書によると、裏金はいずれも各職場で捻出(ねんしゅつ)、管理していた。

99年度以降、当時の副知事の指示で約半分を組合に移した。

職場での接待費や予算要望時の国の省庁への土産代、組合の飲食代などに使ったという。(共同通信)(8月3日)


◆コメント:岐阜県民は税金(住民税)を払わなくてもいいですよ。

時系列的には、記事2が先である。

岐阜県の県職員が、実際には、カラ出張、カラタクシー代などの請求により、不当に金銭の支払を受けていた。

それがたまりにたまって、多いときには4億6千万円に達していた。
この金(ウラ金)は宴会やら、接待費、つまり、木っ端役人の飲み代(のみしろ)に使われていたという。

これだけでも、っこの役人どもは、終身刑(現在、日本に終身刑という刑罰は存在しないが)に処されても仕方がない。

記事1は、不当に得た裏金が、問題になりそうなので、証拠が残る銀行口座などに入金するわけにもいかない。そこで処理に困って燃やした、という。

今までのところ500万と言われているが、この類の事件で常に見られるように、

今後、恐らく、どんどん燃やした金の額が増えてゆくだろう。しかし、金額の問題ではない。

納税者が額に汗して働き、納めた血税を私的な遊興に流用しただけでも許し難いというのに、使い切れなかった裏金(=税金)を燃やした奴がいる。


こればかりは、社会保険庁もそうだが(あれは税金ではないが、構造は似たようなものだ)、絶対に許せん。


◆「額に汗して働く」とは決して誇張ではない。

私は毎日出勤しただけで、全身に大汗をかく。

普通の人なら気持ちが悪くて耐えられないだろうと言うぐらいの量の汗だ。

本来、下着からワイシャツから、スーツから全部着替えたいほど、である。

断っておくが、以前、ダイエットの話で書いたとおり、肥満でも、高血圧でもない。

甲状腺にも異常はない。糖尿でもない。単に汗かきなのだ。



自分のデスクに座ってからも顎先から汗のしずくが、タラタラと滴り落ち、ワイシャツやズボンを濡らす。

額から流れ落ちる汗が目に入って、暫く目を開けられないことも、たまにあるが、仕事がある。そんなこと構ってはいられない。

やがて冷えた汗が冷房で冷やされる。体温が下がっていくときに、人間は眠くなるので、コーヒーなどを飲んでそれに備える。

もちろん、仕事の都合でまた外に出ることもある。また、大汗をかく。また冷える。

こんな事を繰り返しても、ダテに長い間サラリーマンをしているわけではない。鍛えられている。風邪などひかない。

真夏の炎天下、スーツで歩くと体力を消耗するのは事実だ。

だが、人に会う仕事だから、クールビズなどもってのほかである。

あんなだらしのない格好をしていては、相手に信用されない(たとえ、相手はクールビズだったとしても、である)。


私のことを強調したいのではない。

勤め人と言えども会社により、また同じ会社でも部署により仕事の内容は、千差万別だが、程度の差こそあれ、

文字通り、額に汗して懸命に働き、所得税と住民税を納めている。血と汗と涙の結晶なのだ。ということを言いたいのである。

岐阜県職員は、其れを何と流用して酒を飲み、余った分を燃やした。

絶対に許せん。懲戒免職にすべきだ(心情的には「極刑をもって償わせるのが相当」であるが、現在の法律では無理であることは、言うまでもない)。


◆納税者が騒がないから増長する。

ボクシングの判定に対して4万件もの苦情がTBSに殺到したという。それだけのエネルギーがあるなら、岐阜県民は県庁に対して、その数十倍抗議するべきだ。

岐阜県の人口が210万人。労働力人口がどれぐらいか分からぬが、全国の一般的傾向を当てはめると労働力率が60パーセント前後だから、

120万人から125万人といったところか。



この(推定)120万人は全員県に対して抗議する権利がある。というか抗議するべきなのだ。或いは納税を拒否するべきだ。

どうも、役人も、県民も事の重大性が分かっていないようで、見ていて気になる。ボクシングとどちらが大事か分からないのだろうか?

これで、お咎めなし、となったら、役人は必ず同じ事をやる。

県知事と岐阜県職員は、今後1年間、無給で働いてください。

このような人々を日本語で「万死(ばんし)に値する」というのだ。


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