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JIROの独断的日記
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2006年04月04日(火) マーチでも聴いて元気を出してください(その2)

◆コメント:約一年ぶりにマーチのお薦め。

マーチ(行進曲)に関しては何度も書いたような気がしていたが、記憶とはまことに曖昧なものである。

昨年2月にマーチ(行進曲)で元気を出してください。を一度書いただけだった。



毎日時事問題を書いているが、決して楽しくない。随分前のことで、しかも読者の方から頂いたメールなので、こんなことを書いてはいけないのだが、

「いつも、元気一杯の日記を楽しみに読んでいます」


と云ってくださった方がいた。その方には大変申し訳ないが、ガクっと来た。

全然違う。元気でも何でもない。

ここ半年でげっそり痩せた。久しぶりに会った人が皆ギョッとして「どうしたのだ?」と訊く。

ガンかもしれない。この痩せ方は。どうでも良いけど。いずれにせよ、書いた後は必ず憂鬱になる。



私にとって「時事問題」は「ネタ」ではない。カウンターの数を増やすために書いているのではないのだ。



世の中の理不尽なこと、どうしてもおかしいということを書かずにいられずに書くのだが、毎日、書くまでが大変億劫である、気が滅入る。

そのため、いつも書いている間、ものすごく怖い顔をしているらしい。先日家人に言われて初めて知った。

最近は特に、余りにも世の中がどうしようもなく思えてきて、毎日憂鬱だ。



こういうときは、本当は何をしてもダメなのだが、とりあえずマーチを聴く。


◆アップルじゃなくて、Sonyのダウンロードサービスからお薦め。

Sonyの音楽配信サービスサイトは、音楽ダウンロード・メガサイト Mora [モーラ]ですね。

まず、ここから、無料でダウンロード出来るSonicStageという音声ファイルダウンロード・再生ソフトを入手(DL、インストール)するわけですが、

私のようなオッサンでも簡単にできるんだから誰でも出来るでしょう。

ポップスだのロックだのは私は興味がないから、クラシックを探していたら、曲目や演奏家が、妙に偏っている。

Sonyでこの仕事を担当している部署にはクラシックに精通した人がいないことが一目で分かる。

そうはいっても、ときどき掘り出し物がある。今日はその中からマーチを見つけたのでご紹介したい。


◆陸海空自衛隊音楽隊によるマーチ集。

自衛隊に関する政治的な議論は今日は一切無し。

陸・海・空各自衛隊には、いずれも音楽隊があり、代表的なのはそれぞれの「中央音楽隊」だが、それだけではない。各地に存在している。

身分としては自衛隊音楽隊のメンバーは勿論「自衛官」だが、そんな形式的肩書きはどうでもよろしい。彼らはれっきとしたプロの音楽家である。

定期演奏会も開いていて、そこでは、本来オーケストラで演奏する曲目だが、サンサーンスの交響曲第3番とかリムスキー・コルサコフのシェエラザードなど、

難しい(というかプロなら当たり前なのだが)曲を取り上げている。見事な演奏である。



しかし、ここでは、吹奏楽の原点、マーチをダウンロード販売しているので紹介する。

集中力を高めるマーチというのだが、「集中力」という言葉が何故ついているのかとおもったら、

昨年、「あるある大事典」で、「マーチを聴くと集中力が高まる」という特集が放送され、それを見た人が買いに来るためだそうだ。

集中力が高まるかどうかは知らない。

私の場合、マーチを聴き始めたら、自ずと音楽自体に集中してしまうから、マーチを聴きながら何かの勉強をすることなど絶対に不可能なのだが・・。



大きなお世話だが、音楽を聴くときには「これを聴くと、得をする」というケチな発想は止めた方がいい。

音楽そのものに人を慰める力があるのだから、「ヒーリング・ミュージック」という特別な音楽は存在しない。あれはレコード会社の戦略以外の何者でもない。



話がそれたが、紹介したアルバムはスーザだけではなく、タイケの「旧友」とか、「双頭の鷲の旗の下に」など、誰でも知っているマーチが19曲含まれていて980円。

お得ではないでしょうか。

しかも、これはネットでしか買えないのだ。これに相当するCDは、無い。陸海空別々の「マーチ集」を買うしかない。



演奏は、大変美しい。マーチにありがちな、やたら「1、2,1,2,」というリズムを必要以上に強調した演奏ではなく(これをやると「運動会の入場行進風」の幼稚な印象を聴衆に与える)、

陸・海・空とも、横の線、つまりメロディーの流れを大切に、レガートに近い演奏で、ハーモニーを重んじているのが良く分かるのである。

その上、肝心なところでは、キチッとアクセントを決めていて、ピシッと揃い、気持ちが良い。粗野なffは決して出さない。とても音楽的な演奏だ。


◆陸海空各自衛隊のマーチ演奏におけるテンポ設定の相違。

面白いのは、指揮者が違うから当たり前だが、陸・海・空で少しずつテンポ設定がことなることだ。

航空自衛隊が一番早くてメトロノーム速度で118ぐらい。

陸上自衛隊が遅いときは108ぐらい。大抵。115ぐらい。

海上自衛隊は陸上と航空の中間ぐらいである。

こういうことはどうすれば分かるかというと、リンクを貼ると悪いので、Tempo Counterというソフトを検索してみてください。

すぐ見つかる。ごく小さいソフト。PCなどが普及する前から、テンポを図る機械はあったのです。文字通り。テンポ・カウンターってのが。

メトロノームはテンポを確かめる為に音を発する機械である。

Tempo Counterは、逆。こちらが音楽に合わせてEnterキーを叩くと、メトロノーム速度にして数字を表す。

やってみると分かると思うが、なかなか一定のテンポ(間隔)でたたけませんよ。つまり、一拍ごとにわずかながら、早くなったり遅くなるのが普通のひと。

プロのパーカッションの人達はこういうのをやらせると見事に一定のテンポを維持する。

たったこれだけのことでも、プロと素人はちがうのである。

それは兎も角として本日は、このデジタル・マーチ・アルバムをお薦めします。


2005年04月04日(月) 中高年フリーター、2021年には200万人突破  フリーターの増加と少子化について。
2004年04月04日(日) 「自衛隊の多国籍軍参加を容認=戦闘行為「不参加」前提に−神崎公明党代表」←バカ。戦闘行為に参加しない多国籍軍などあり得ないのだ。
2003年04月04日(金) 厚生労働相、陰圧病室整備要請へ←のんきすぎる。全国で22床しかないんだよ!

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