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JIROの独断的日記
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2006年03月31日(金) ハイドンの誕生日なのでお薦めの曲とCDを紹介します。

◆「クラシック」(古典派)ってのは、ハイドンが始まりなんですよ。

3月31日はハイドンの誕生日です。

広義の「クラシック」(音楽)は、西洋古典音楽(17世紀から20世紀まで)の総称になっていますが、厳密に言うと「古典派」音楽という意味です。

大雑把に書くと、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンの時期を指します。他にも大勢いますけど。



それより前、バッハとか、ヘンデルとか、テレマンは「バロック(しばしばクイズの問題になりますが、「バロック」とは「歪んだ真珠」という意味だそうです)音楽」というのです。

そして、ショパンとか、ブラームスとか、シューマンとかは「ロマン派」というのです。

因みに

ハイドンは、1732年3月31日〜1809年5月31日。

モーツァルトは、1756年1月27日〜1791年12月5日。

ベートーベンは、1770年12月17日(正確にはこれは洗礼を受けた日付)〜1827年3月26日。

3人とも生きていた(重なっている、という意味です)時期があるのですね。

余談ですが、ハイドンはモーツァルトの作品を聞いて、父親(レオポルド・モーツァルト、といいいます)に云ってます。

「私は、名誉を重んずる人間として神に誓って申し上げますが、ご令息(モーツァルトですな)は、私の知る限り、最も優れた作曲家です」

こういうことは、自分も天才だから、分かるんです。


◆ハイドンはモーツァルト、ベートーベンに比べると地味ですが、専門家は大天才だといいます。

ハイドンは交響曲を104曲も作曲しています。

勿論、ずっと後のマーラーとかブルックナーなどに比べれば、楽器編成(使われる楽器の種類)は小さいし、曲の長さも短いです。

ところが、以前、岩城宏之さんの文章を読んで、私は「へえ」と思ったのですが、専門家から見ると、ハイドンの交響曲は相当高度な作曲技術を使っているのだそうです。

ちょっと楽譜を見ると簡単そうなのですが、そうではない、と。

「これだけ複雑というか、綿密に設計して、交響曲を104曲も書いたのは大変なことで、一般人は大したことはないと思っているかも知れないが、ハイドンこそ、大天才だ」ということだそうです。


◆お薦めの曲とCD

ハイドンは「交響曲の父」と言われていますが、実は交響曲だけではないのです。

後の協奏曲の形式の原型を作ったのもハイドンだし、弦楽四重奏を初めて書いたのも(ここ、ちょっと自信ないです)、ハイドンです。

だから、本当は「クラシックの父」なのですね。



ハイドンの交響曲は、特に93番から最後の104番までが有名且つ傑作で「ザロモン・セット」といいます。

ロンドンの興行主、ザロモンという人物に依頼され、ロンドンで演奏されるために書かれたのです。

「驚愕」(びっくりシンフォニー。現代の人間が聴いても、全然びっくりしない)とか、「時計」(昔、文化放送の「百万人の英語」のテーマ曲でした。)などが有名です。

私の個人的趣味では、「太鼓連打」が好きです。

曲の冒頭が当時としては画期的で、ティンパニ・ロール(「ロール」と「トレモロ」は違います、というような話も書きたいけど、余りにもマニアックになるので、止めます)で始まるのでこういう愛称が付いたのです。

輸入盤だと“Drum Roll”と書いてあります。


◆シンフォニー:お薦めは31番「ホルン信号」

他にも、いくらでもお勧めはあるのですが、この曲は、当時としてはかなり珍しいのではないかと思います。

4本のホルンが大活躍します。

この時代のホルンは今のように、指で押さえて音程を変化させる「バルブ」というシステムがない、ただの金属(真鍮)の管で、自然倍音だけで吹いたのですから、演奏はものすごく難しかったと思います。

それでも、ハイドンが書いたのは、「吹ける人がいた」証拠です。誰も吹けないのを書いても仕方がないですから。

お薦めCDは輸入盤になりますがHaydn Symphonies Nos. 31&45です。

上手いですよ。


◆協奏曲:チェロとトランペット。いいですよ。

私は、ヘタクソな素人ラッパ吹きですが、クラシックのラッパ吹きでハイドンの協奏曲を練習したことがないという人がいたら、偽物です。

何故なら、ハイドンとフンメル(という作曲家)しか、まともなトランペット協奏曲など書いていないのですから。絶対にこの2曲は練習する。

現代作曲家でジョリヴェというフランスの人が何曲もトランペット協奏曲を書いてくれたのですが、残念ながら、全然つまらないです。

メロディー(というのかな・・・)、音の動きが不自然なのです。

音楽は、その本質に鑑み、歌と不可分のものですから、「歌」を感じるメロディーが無い音楽は、少なくとも私にはあまり魅力がありません。

ハイドンの協奏曲の主題は極めて単純で、要するに「ドレミファソラシド」なのですが、如何にも美しい。



チェロ協奏曲ですが、現在、オーケストラの演奏会でチェロ協奏曲がプログラムに含まれているとき、7〜8割はドボルザークのチェロ協奏曲です。

それ以外には、シューマン、サンサーンス、ショスタコービッチ、エルガー、ボッケリーニぐらいではないでしょうか。



ドボルザークのチェロ協奏曲も名曲ですが、ドボルザークはボヘミアの人です。ドボルザークだけではなく、東欧の作曲家の作品には、わずかながら、東洋的な要素があります。



ハイドンはチェロ協奏曲を2曲書いています。

私は、ニ長調の2番が大変美しいと思います。何しろ宮廷音楽ですから、品が良いのです。「雅」(みやびやか)という文字が頭に浮かぶのです。

トランペット協奏曲はモーリスアンドレ。チェロはフランスの名手アンドレ・ナヴァラが弾いた、このCDは名盤です。

チェロのソリストはヨーヨーマと、マイスキー(ロシア人)が抜群に有名です。以前、マイスキーが演奏したハイドンを聴きましたが、やや、「テクニック誇示」の感がありました。

「そんなに速く弾かないでも貴方が上手いことは知っているから、もう少し伸びやかに歌ったらどうですか?」ということです。

ナヴァラの演奏は品が良いと思います。音も極めて美しい。

というわけで、今回のお薦めはこの一枚に致します。


2005年03月31日(木) 英国滞在者から先行で献血禁止…変異型ヤコブ病対策 ←米国産牛肉輸入再開など、もってのほかですね。
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