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JIROの独断的日記
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2005年09月20日(火) iTunes Music Store から おすすめクラシックを選びました。

◆iTune Music Store 日本版のクラシックにもなかなか良いものがあります。

 

 私は、iPodで音楽を聴くつもりは無いのですが、iTuneはプレイヤーとしては便利なので以前からインストールしていました。最近アップグレードしましたね。

 日本では、iTuneはもっぱら、手持ちのCDをiPodで聴けるファイル形式に変換するソフトとしてしか認識されていませんでした。

 しかし、私は以前から気がついていたのですが、少なくともクラシック音楽の分野では、iTune Music Storeには、かなりの名盤(レコードの時代の人間はどうしてもこの言葉を使います)が揃っていたのです。

 けれども、アメリカとヨーロッパのユーザーしか音楽のダウンロード購入が出来なかった。

 これは、やや大げさに言うと、如何にも理不尽だなと、と思っていたのです。
 この度、日本でもストアが使えるようになりました(アメリカやヨーロッパより、ずっと選択肢が少ないのですけどね。クラシックは)。

 これは、なかなか重宝(ちょうほう)です。

 CDならばまるまる一枚買うしかないけれども、ダウンロード購入の良いところは、好きな曲だけ買えるということです。

 あまり、クラシックに馴染みの無い方に薦めるときでも、この曲のこの楽章、150円ですから、騙されたと思って聴いてみてください、といえるのは非常に便利です。


◆天才フルーティストが奏でるバッハを紹介します。

 

 今日は、フランス人とスイス人の両親を持つ、フルーティスト、エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)、という人が演奏するバッハの、かなり親しみやすい曲を紹介します。

 パユは、1970年生まれ。この人です。




 10歳でパリ音楽院を首席で卒業(これがどれほどすごいことかはいずれ書きます)し、有名な先生に習って、

 若干23歳で世界一のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者になります。

 信じられません(尤も彼の師匠のペーター・ルーカス・グラーフという人は、フルトヴェングラーという大指揮者に請われて、19歳でベルリンフィルの首席奏者になったというから、気絶しそうです)。

 ベルリン・フィルなんてものはいくら練習したって、入れないのです。天賦の才が無ければダメです。

 因みに、このベルリン・フィルのメンバー表の左上、

 1.Violinen(第一ヴァイオリン)というところ、上から三行目を見て下さい。

 Toru Yasunaga 1. Konzertmeister(安永徹、第一コンサートマスター)とあります。

 ベルリンフィルのコンサートマスターが日本人である、ということがどれほどもの凄い実力を要するか、

 どれほど、誇らしいことかは、以前書きましたので、是非、お読み下さい。


◆エマニュエル・パユ バッハ管弦楽組曲第2番。

 

 フルートで演奏できる、バッハの曲は沢山ありますが、フルートというのは、どこか寒々としがちです。

 しかし、この管弦楽組曲は小編成のオーケストラの伴奏でフルートがソロを担当する、当時としては珍しい「組曲」で、華やかです。

 華やかなのですが、美しく、もの悲しい。またあるときは毅然と、あるときは非常に技巧的に、と色々な性格の曲が組み合わさっていて、飽きません。

 はじめは序曲ですが、その後は、ロンド、サラバンド、ブーレ、ポロネーズ、メヌエット、バディネリと続きます。

 ロンド、とか、サラバンドとかいうのは踊りの種類です。

 組曲というのはこういう舞曲(実際にそれに合わせて人が踊るかどうかは別として)が何曲も集まって、全体で1曲になります。

 序曲は6分ぐらいかかりますが、後は殆ど3分以内の短い、しかし美しい音楽です。

 iTunes Store URLは最初の「序曲」がhttp://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=75369370&s=143462&i=75369270です。 

 iTunesを既にインストール(無料)している方は、自動的にここに飛びます。

 全部ダウンロードしても1000円ちょっとですから、大したこと無いですが、

 個人的な趣味で薦めるとしたら、 IV. Bourree I-II-I(ブーレ)をまず150円で買ってみてください。

 I-II-Iというのは、ブーレIに続けて中間部にブーレIIという、もの悲しいけれども実に実に美しい部分があって、また、ブーレIに戻る。

 普通はブーレIもIIも同じテンポで通しますが、パユはIIでぐっとテンポを落としています。

 なるほど、こういう吹き方もあるか、と思いました。

 パユは、テクニックと音楽性を兼ね備えた、本当の音楽家だと思います。

 ブーレが気に入ったら、次の「ポロネーズ」。これは毅然とした3拍子。

 次の「メヌエット」は難しい箇所はどこもない。リコーダーでも吹けるくらいです。 でも、どうしてでしょう。

「懐かしい」という感情を起こさせるメロディーなのです。そこがたまりません。

 最後、バディネリ。これは、もうフルーティスト、特にパユのような抜群のテクニックを持った人にとっては、腕の見せ所です。速い曲ですが、1分半。

 という具合に、もしも1曲を気に入ったら、買い足していかれてはどうでしょう。よければ、遡って、序曲やサラバンドも。



 余談ですが、パユは日本が大好きなんですね。日本食が世界で一番好きなのだそうです。

 何年も、毎年のように来ているけれども、毎回、必ず違う料理が出てくるのに驚嘆するそうです。

以前、「徹子の部屋」に出て話していました。

 私はビデオにとって、かなり興味深く見ました

 ちなみに、黒柳徹子のお父様は、昔のN響のコンサートマスターですし、弟さんも数年前定年になりましたが、ずっとN響のヴァイオリニストでした。

 「徹子の部屋」に、クラシックの音楽家をときどき招待するのは、そういう背景があるのです。

 パユは、写真を見ると典型的な二枚目ですけど、そう言う話を聞くと、親しみが湧きます。

 長くなりましたので、今日はこの辺で。

 久しぶりに音楽の話を書くことが出来て、嬉しかったです。

 最後までお付き合い下さり、有難うございました。


2004年09月20日(月) 日本では8人の子供を殺した男は当然、死刑に処せられたが、1万人のイラク人を殺したブッシュ大統領は裁かれないのですね。
2003年09月20日(土) 「イラク占領に加担するな 来日の米兵家族が訴え」小泉内閣総理大臣は彼らの声をよく聴け。
2002年09月20日(金) 何故、事実を隠すのか。

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