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JIROの独断的日記
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2005年06月30日(木) 思いがけず世界が広がるとき。昨日の続き

◆知らなかった世界に触れる喜び。

 

 昨日、「 オーディオブックというもの。アイ文庫ってご存じですか? 」という文章を、いつものようにWeb日記のENPITUの他、ココログエキサイトブロッグの3つのサイトにアップした。


◆アイ文庫さんからはメールを、また、「表現読み」を実践なさる渡辺知明さんからコメントを頂戴した。

 

 昨日リンクを貼らせていただいた、アイ文庫さんからはご丁寧なお返事を頂戴し、恐縮している。

 昨日、私は、海外では「何故か」文章の朗読を聴く習慣が根付いていると書いたが、アイ文庫さんから、ヨーロッパでは、昔から、音楽の演奏会と同じように、朗読会という「公演」が日常的に行われていること。長時間、移動することが多く、その間、朗読のテープを聴くことが多いこと、などの事情が、オーディオブック普及の背景になっているらしいこと、を教えていただき、興味深かった。

 また、ココログか、エキサイトブロッグをお読みの方はご覧になれるが、「朗読」をさらに発展させた(と解釈させていただきました)「表現読み」という、音声による言語表現手段を提唱・実践なさっている渡辺知明さんが、ご自身のBlog 表現よみ作品集というサイトを、教えてくださったので、早速拝聴した。


◆様々な音声表現。

 なるほど。

 昨日の日記で、私は、朗読と、音楽の演奏はかなり近い要素がある、という意味のことを述べたが、アイ文庫さんからのお返事には、「その通りだ」というお話があって、大いに我が意を得た気分になった。

 そしてさらに、渡辺知明さんの「表現読み」を拝聴したところ、作品は異なるけれども、読み方(音声化)のアプローチが、大変に個性的であることがすぐ分かった。しかし、奇を衒っているのではなく、自然に耳に馴染む。

 これは、「どちらが優れているか」という判断ではない。「違う」のである。

 これこそ、個性であり、私が長く親しんでいる、音楽の演奏芸術の領域と同じだな、とつくづく思った。

 言うまでもないことだが、念のため申し添えるけれども、これは、ピアノを習い始めて一ヶ月しか経っていない生徒と、リヒテルや、ポリーニの演奏を比べ、「どちらが優れているか」といったら、それはバカで、全く異なる次元の話であることは、言うまでも無い。


◆そこから派生して色々と、今日初めて知ったこと。 

 

 恥ずかしながら、「音声のブロッグ」が存在することは知らなかった。

 ケロログ | VOICE BLOG PORTAL - Podcasting対応/声によるウェブログ -がその代表格のようですね。

 他にもあるのだろうけれども。

 音声によるブロッグである。音楽ではない。

 また、音声も文学作品の朗読ばかりではなく、若い女の子がラジオのDJ風に早口でまくし立てているのもあるし、まあ、色々ですが、私は知らなかった。

 そこで、早速、はてなブックマークに登録しようとして、驚いた。
 既に、42人も登録しておる。みんな、よく知っているね。


◆音声認識ソフトの使い方で、目から鱗がおちた。

 

 渡辺さんが管理なさっている別のブロッグ、Blog ことば・言葉・コトバを読ませていただいたら、リンクに「音声認識」という項目があり、ソフト好きの私は、思わずごくりとつばを飲み込んだ。

 音声認識 音声入力 ソフト ドラゴンスピーチ7である。

 うずうずしてくる。しかし、これを「キーボード入力の手間を省くため」、という発想で導入すると、きっと後悔するだろう。

 手書き、若しくはキーボードから入力した文章と同じぐらい、文法的に破綻が無く(或いは少なく)、読みやすい文章を口述できる人は、ほとんどいないだろう。

 それができるのは、相当頭が良くて、訓練を積んだ人だろう。

 一般人が話した言葉をテープに取り、文字に起こしてみると、とてもそのままでは、原稿には使えないことが、良く分かる。

 途中で、えーと、とか、あのーとか、不要な言葉が入る。同じフレーズを不必要に繰り返したり、センテンスの途中から、主語が変わることも日常茶飯事だ。

 渡辺さんの発想は違うのだ。

 音声認識ソフトを原稿作成用に使うのではなくて、音声言語表現の訓練の為のツールとして使っておられるのだ。

 1番目は、発音の訓練用に使う。

 つまり、音声認識ソフトがきちんと認識できるようにするためには、かなり明瞭な発音が必要だということだ。

 音声認識ソフトを使う2番目のメリットとしては、文章の構造を考えるようになることだという。

 言葉の意味のまとまり(音楽で言えば、フレージング、ですね)を理解して朗読すると、認識率が高まる。意味が分からずに読むと、とたんに認識率が下がるという。

 音声認識ソフトは、大抵の人は、キーボードが面倒くさい、という発想だが、なるほど、渡辺さんのような使い方もあるのか、と思って感心した。


◆混乱しているが、まとめ。

朗読とは違う、「表現読み」というメソッドを探求している方がおられること。

音声を主としたブログサイトが存在すること。

音声認識ソフトの使い方。

など、新しい発見が立て続きにあった。色々なものに一度に遭遇して、私の脳は、若干興奮気味、かつ、やや混乱している。


2004年06月30日(水) 「社会保険庁 「年金流用」新たに222億円 職員宿舎を建設」自民党はこれを放置して、年金改革法を強行採決したわけです。
2003年06月30日(月) 希死念慮

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