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JIROの独断的日記
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2005年05月07日(土) 過密ダイヤないか確認求める=鉄道31社に指導−国土交通省←マスコミは問題を指摘しないのですか?

◆記事1:過密ダイヤないか確認求める=鉄道31社に指導−国土交通省

 

 JR福知山線脱線事故を受け、国土交通省は6日、全国の鉄道31社に対し、列車ダイヤに無理がないか緊急点検するよう各地方運輸局を通じて指導した。JR西日本で不備が指摘された列車自動停止装置(ATS)についても、今月末までに基準を満たしているか報告を求めた。

 同省によると、列車ダイヤは最高速度や曲線区間の速度制限、旅客の乗降時間などを基に鉄道各社が独自に算出。作成する際には一定の余裕を持たせるが、実際に無理がないかの確認を求める。 (時事通信) - 5月6日22時1分更新


◆コメント1:こういうところでマスコミが問題点を指摘するべきなのです。

 

 この記事を読んで、どこか、おかしいと思いませんか? 

 国交省は、「鉄道各社にダイヤの点検を命じ」た、とありますね?

 私は、そもそもダイヤが過密になるのは、それなりの需要が有ったからであり、鉄道会社の「手落ち」と解釈するべきではないと思うのです。 

 しかし、今は、そのことには目をつぶるとして、よろしい。国交省が、他の鉄道会社が、福知山線と同じような「無理な運行ダイヤ」を組んでいないか、点検しろというのです。



  ここが、おかしいですね。

 列車のダイヤなどというものは、国交省が自分で調べられるのに、各鉄道会社に「調べて今月末までに報告しろ」と云っているのです。

 時刻表なんて、今やインターネットで調べられますね。国交省は何故、手元でさっさと調べないのでしょうか?

 それとも、インターネットに載っているダイヤは実はウソで、それとは別に「本当の運行予定表」が存在するのでしょうか?

 その可能性は低い。インターネットや、今でも昔ながらに全国の駅のキオスクで販売している紙の「時刻表」と、実際の電車の発着時刻がまるで違っていたら、時間にうるさい日本人ですから、必ず何かクレームが付く筈です。



  だから、ダイヤは国交省が、鉄道会社からの報告を待つまでもなく調べられるはずなのです。

記事には、「実際に(ダイヤに)無理がないかの確認を求める」とありますが、それを調べるのは監督官庁であるべきです。


  しかも、その報告の提出期限。 

  鉄道会社がこの点検結果を報告する期限は、5月末となっています。まだ24日間もありますね。その間に、事故が起きたらどうするのですか?

 「本当に、事故を誘発するほど危険な運行ダイヤがあるかもしれないのならば、国交省が一日も早く、自ら動いて、調べるべきでは無いか?」という疑問が生じなければなりません。そこで、「国交省の『緊急点検』は少しも『緊急』ではないではないか」 という批判を行うのが、マスコミの仕事でなければなりません。

 ボーリングや宴会に出ていたJR西日本の職員のうち何人が事故の深刻さを認識していたか、などと云うことよりも、よほど重要な事柄なのです。


◆コメント1(続):ダイヤに問題が有ったら、どうするのか?

 そもそも、調べるまでもなく、大都市は程度の差こそあれ、「過密ダイヤ」で運行していることは、日本中の多くの人が知っています。
  福知山線のダイヤが過密で有るとするならば、東京の山手線なんて、どうなるのでしょう?「超過密ダイヤ」です!。
  東京か東京近郊に住んで、ラッシュアワーの山手線に乗ったことのある人ならば、分かるでしょう。

  特に、日本一、乗降客が多い新宿駅の山手線のホームに立ってみれば、分かります。1分〜1分半間隔で電車が入る。そのたびに何千人もの人が乗降し、遅れることなく、発車するのです。列車間の間隔は常に、1km〜2kmでぎっしり詰まっているはずです。単純にこの数字を見れば、明らかに危険なのです。しかし山手線は、何十年も一回も衝突事故を起こしていません。

  こういう場合は、どのように判断するのでしょう?国交省は、「山手線の運行列車本数を今の2分の1にせよ」、という「業務改善命令」を発するのでしょうか?そんなことをしたら、大変なことになります。多くの人が会社や学校に間に合わなくなる。それで良いのか?

  このように、「過密ダイヤでないか報告を求める」とは、一見、妥当な対策に聞こえますが、運行ダイヤに関しては、「問題」が有ったとしても、現実を考えると、そう簡単に解決できる話ではないのです。マスコミはこういうところまで踏み込んで、報道して頂きたい。


◆記事2:ATS装置にも速度記録=数十秒間、詳細な経過解明へ−JR福知山線脱線事故調

 

 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は7日、先頭車両にあった列車自動停止装置(ATS)の関連機器に、数十秒にわたり速度記録が残されていたことを明らかにした。

 計測位置の特定も可能なことから、事故調は脱線時のスピードや衝突に至る詳細な経過を解明する手掛かりになるとみて調べている。 (時事通信) - 5月7日19時0分更新


◆コメント2:今分かっている事実は、「事故原因は不明である」ということだけだ。

 

 私はここ数日、同じことを書いているので、くどいのですが、大事な認識だと思うので、繰り返します。

  要するに、今なお、「何が原因で事故が起きたのか、全貌は解明されていない」という一点だけが、明らかな事実なのです。

  「何が原因が分からない」からこそ、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、ATS関連機器に記録された、事故車の位置と速度の変化を詳細に調べる必要がある、と、云っているわけですね。原因が既に分かっているのならば、そんな、面倒くさいことはしないですね?

  原因は、不明なのです。ですから本当は、JR西日本の管理責任云々を述べるのは、時期尚早なのです。


◆記事3:「JR西ええじゃないか踊り」朝日新聞5月6日付コラム、「素粒子」

 

《素粒子》 2005年 5月6日(土)付

 JR西ええじゃないか踊り。

 〇故原因は置き石で、ええじ ゃないか、ええじゃないか。

 ¬魄が賞与を返上すれば、ええじゃないか、ええじゃないか。

 乗り合わせた運転士がさっきと脱線現場を離脱しても、ええじ ゃないか、ええじゃないか。

 の戮濃狃者多数出ようとも、 ボウリング遊びと飲み会で、ええじゃないか、ええじゃないか。

    ×   ×

 万太郎急逝して42年。 <湯豆腐やいのちのはてのうすあかり>


◆コメント3:散々JRの社長を怒鳴りつけて取材をしていたジャーナリストさんが、一番不謹慎ですね。  

 朝日新聞という新聞は、若い頃に読んだことがあるが、最近は随分長いこと読んでいないのです。

 不愉快になるからです。

 ですから、私はこの記事(?)が掲載された紙面を手元に持っておりません。ネット経由で入手した情報です。しかし、何回かクロスチェックしたので、記事3の内容は間違い無く、金曜日の朝日の夕刊に載っていたはずです。

 これを書いた人間は、時事風俗を、「エスプリを交えて」「巧みに風刺」したつもりなのでしょうか?

 これは、冗談にも何もならない、単なる悪ふざけです。

 朝日新聞にJR社員が宴会をしていた、と非難する資格は無い。この「コラム」を読んだ遺族で不愉快にならない人がいたら奇跡です。

 朝日新聞は、「正義の味方」のフリをして、実はこの鉄道事故が起きたことにより、とっておきの「ネタ」、これだけで当分食っていける「ネタ」が出来たことを、世の中で一番喜んでいる連中なのではないでしょうか?

 とにかく、問題外。言語道断。

 なお、問題の「素粒子」の最後にある「万太郎」とは、小説家、戯曲家、俳人の久保田万太郎(1889年〜1963年=明治22年〜昭和38年)のことです。

 「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」は万太郎の俳句の代表作で、これ自体は別に不真面目なものではありませんが、この日のコラムで引用する意味が、私には良く分からない。 

 とにかく、この日の「素粒子」を書いた奴はバカに相違ありません。


2004年05月07日(金) 年金とイラク、どちらも曖昧に済ませようとする、日本の政治家。
2003年05月07日(水) 何故、小泉首相は何もしないのか?

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