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JIROの独断的日記
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2004年12月31日(金) 正しい新年の挨拶。初夢のことなど。

◆「新年あけまして、おめでとうございます」は誤り。

 

 これは、毎年、正月のテレビ番組などで耳にするが、非常に気になる。

正しい日本語は、

「明けまして、おめでとうございます」又は、「新年、おめでとうございます。」のいずれかしか、ない。

「新年」が「明ける」から、

「新年、あけまして・・・・」と勘違いするのだろうが、そういう日本語はない。

 何故か、と訊かれたら「語法として確立しているから」としか答えようがない。

朝の挨拶は特別に時刻が早くなくても、「おはようございます。」という語法が確立しているのと同様である。

「おはよう」といわれて、「早くありません」と抗議する人はいないだろう。


◆初夢は1月2日の晩に見る夢のことである。

 

 と書いたが、調べると、元旦の夜に見る夢が初夢としている人もいるようである。統計を取る時間は最早ないから、自分の幼少の頃からの習慣に基づいて書かせて頂く。

兎に角、間違い無く言えるのは、今夜見る夢は、「初夢」ではないということだ。

 私の子供の頃は1895(明治28)年生まれの祖母が健在であったので、初夢のセレモニーがあった。

 宝船の形をした紙に(折り紙で折っていましたね)、おまじないのようなことばを書き記し、枕の下に置いて寝ると、いい初夢が見られる、という。



「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのをとのよきかな」

(長き世のとをの眠りのみな目覚め波乗り船の音のよきかな)


 

 ご存じの方も多いだろうが、これは「回文」になっている。

 上手い具合に考えたものだ。 昔は、正月には、こういうことを含めて、色々なセレモニーがあった。


◆ご挨拶

 

 皆様、本年は、私の駄文にお付き合い頂き、 誠に有り難うございました。

どうぞ、良いお年をお迎え下さい。


2003年12月31日(水) 「考えろ、考えろ、考えるんだ」
2002年12月31日(火) 今、現実にある幸福を見出す。

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