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JIROの独断的日記
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2004年10月04日(月) 「米軍がファルージャ「テロ拠点」空爆、11人死亡」 女性3人、子供4人が含まれている。

◆記事:米軍がファルージャ「テロ拠点」空爆、11人死亡

【カイロ=岡本道郎】イラク駐留米軍は4日未明(日本時間同午前)、同国中部ファルージャの「テロ拠点」2か所を空爆、ファルージャ総合病院の医師がAP通信に語ったところによると、一連の攻撃でイラク人11人が死亡、十数人が負傷した。

 死者の中には、女性3人、子供4人が含まれているという。

 多国籍軍当局は、「反イラク勢力」25人が武器などを搬送していた同市郊外の拠点と、市内中心部のヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者一派の拠点を精密誘導爆弾で攻撃したと発表。また、作戦を通じ、「攻撃地点に一般市民がいないことを繰り返し確認、民間人への被害が最小限にとどまるよう万全を尽くした」としている。

 米軍・イラク軍は今月に入り、来年1月に予定される国民議会選挙の円滑実施を目ざし、反米武装勢力が事実上支配する中部拠点都市に対し、大規模制圧作戦を開始。サマッラを3日までにほぼ制圧したのを手始めに、ファルージャやラマディなどイスラム教スンニ派三角地帯の拠点でも武装勢力排除を狙っている。 (読売新聞) - 10月4日21時43分更新


◆解説とコメント:反米武装勢力とは誰か。

 

スンニ派です。スンニ派アラブ人はイラク全体の人口の20%を占めるに過ぎないが、20世紀以降、イラク政府と経済を支配してきた。

 国政選挙がまともに行われたら、シーア派が台頭して、スンニ派の立場が弱くなるのをおそれて、これを、武力を用いて妨害しようとしている。そして「こういう奴らは邪魔だから、殺してしまえと」いうのが、アメリカのやり方である。

 スンニ派の多くは首都バグダッド、西部のラマディ(Ar- Ramadi)、北部のティクリート(Tikrit)を結ぶ三角地帯、通称「スンニ・トライアングル」に住んでいて、反米運動が一番激しい。ファルージャや、先週末にアメリカが大規模攻撃を仕掛けたサマラ(自衛隊がいるサマワではない)はスンニトライアングルの中にある。


◆民主主義を中東に植え付けると云いながら、都合が悪い相手は暴力で抹殺するアメリカ人の矛盾

 

ブッシュのバックにいる、ネオコン(新保守主義)の連中の思想は実に傲慢である。

 「中東で争いが絶えないのは、民主主義が根付いていないからで、アメリカ式の民主主義をアラブ人に教えてやれば、万事、上手くいくようになる」というものだ。

 世の中、それぞれの国、地域の文化・社会・政治制度は、それなりの歴史的必然性があって、形成されたものだ。それを全く尊重しようとせず、「黙って、アメリカの言う通りにすればよいのだ」というのが、アメ公の鼻持ちならないところなのだ。

 そして、二言目には「民主主義」を口にするくせに、実際にアメリカがやっていることはなんだ?

 何も罪を犯していない、イラクの一般市民を、武装勢力と一緒に殺している。スンニ派が、シーア派と対立していたとしても、民主主義ならば、話し合いにより、宥和をはかるべきである。

 しかし、繰り返すが、アメリカ人は、スンニ派は、いちいちアメリカにたてついて目障りだ、といって殺しているのである。

 自分の意見に反対する者は、暴力で抹殺する。これは、民主的な統治の対極にある、非人道的、非民主主義的な行為である。要するに犯罪である。


◆活字では戦争の悲惨さはわからない。

 

日本の新聞は活字で、「爆撃があった」「自爆テロで10人死んだ」と伝えるだけだ。 これでは、イラク戦争の悲惨さはわからない。

 BBCのサイトを見てご覧なさい。写真だけでも如何に悲惨な状態か、少なくとも、日本のマスコミの情報では分からないことが、沢山わかる。

 または、日本語のロイターのサイトにアクセスしてみて下さい。真ん中にロイターTVがある。それをクリックすると、動画ニュースが見られる。女性の悲鳴。子供の泣き声。辛いよ。確かに。こういうものを見るのは。

 しかしながら、我が国の指導者は、この戦争は正しかった、といっているのですよ。

 そして、彼が率いる政党を与党に据えたのは、日本国民なのですよ。だから、この戦争の映像・音声を、見て、聴く義務があると思いますね。


2003年10月04日(土) 絶対に仕事でミスをしない唯一の方法は「何もしないこと」だ。減点法の弊害

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