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JIROの独断的日記
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2004年07月04日(日) 「領域外での集団的自衛権行使を視野 日本侵略時の対米協力」 いい加減にしろよ、この野郎。

◆記事;「領域外での集団的自衛権行使を視野 日本侵略時の対米協力」小泉首相

小泉純一郎首相は2日夜のテレビ朝日の報道番組で、先に憲法改正で集団的自衛権行使を容認するべきだとした自らの発言について、日本の領域外での米軍との共同行動を円滑化する観点から、集団的自衛権行使の容認を視野に入れるべきだとの考えを明確にした。

 首相は「日本が侵略され米軍が駆け付ける場合、日本の領海、領土、領空なら(共同行動は)個別的自衛権だが、そのほか、途中はどうなるか専門家の法理論、可能性を追求したらきりがない」と指摘。これまで「現行憲法では(集団的自衛権は)行使できない」としてきた政府解釈の変更でなく「憲法を改正した方がいい」と重ねて強調した。「どういう行使の仕方かはこれから議論していく。来秋に自民党が(改憲)素案をまとめるので、(議論を)熱心に展開していかねばならない」と述べた。


◆コメント:どうして、外国で武力行使をしなければならないのか。

先日、小泉があまりに馬鹿丸出しのことを口にしたので、側近が入れ知恵したのだろう。7月1日に書いたが、小泉首相は「「憲法を改正し、日本が攻撃された場合は米国と一緒になって行動したい」と発言したことがある。日本が攻撃されたときに、日本が防衛のために行動するのは個別的自衛権の行使で、もともと憲法の範囲内であり、憲法を改正して集団的自衛権を認める必要などないのだ。

 日本の首相は憲法の一番大事な所に関しても、こんな基礎的な知識もないのである。そのくせに馬鹿の一つ覚えみたいに「集団的自衛権」を口にする。

日本の領域外で集団的自衛権を行使する、とは、アメリカの戦争の助っ人をするために、世界のどこへでも飛んでいけるようにする、ということなのだ。日本国憲法第9条は



日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。


と規定していて、これは、小泉首相が考えているようなことは絶対しないぞ、という誓いである。それを安易に、変えてはならぬ。

 小泉の頭の中は単純だ。「国際貢献、国際協調=自衛隊を海外に派遣すること」という図式しか存在しないのである。軍隊を派遣して、世界的に尊敬されている国などないのだ。


◆10年間世界一のODA提供国だった日本。

日本人は、ずっと前から世界に貢献している。1990年から10年間にわたり、ずーっと世界でもっともODA(政府開発援助)で資金を提供してきた国なのだ。しかし、外人は誰もそれを知らない。これはアピールが不足しているためで、日本政府の失策である。これをちゃんと世界に認識させるべきである。いい加減わかってるだろう、外務省の役人も、政治家も。欧米人や中国人に対しては、「私はこれだけの仕事をしていますよ」と自己宣伝しないと、駄目なんだよ。


◆もしも、世界に日本人がいなかったら。

 

そのほかにも、日本のおかげで、世界中の人間の暮らしがどれだけ便利になったか。故障しない車、7月1日はウォークマンが誕生して、ちょうど25年目の日だった。これのおかげで、世界中の若者が好きな場所で音楽を聴けるようになった。フィリップスと共同開発したコンパクトディスク(CD)は、エジソンが蓄音機を発明して以来、最大の録音・再生技術上の大発明で、それまでとは比較にならないほど、優れた音質での音の再生が可能になった。

 日本の家電。ザルツブルグのモーツァルトの生家の1階に小さいお土産屋がある。そこには東芝のエアコンがとりつけてあった。

 イギリスにいた頃、ずいぶんいろいろな所にドライブしたが、観光名所にはかならず、「写ルンです」がならべてある。

 土木・建築技術。世界各地のダムの建設。ダムといえば日本の技術を借りないわけにはいかない。それから、トンネルだ。ユーロトンネルの開通を助けたのは日本だ。シンガポールの地下鉄を作ったのも日本人だ。

 もしも、日本人がいなかったら、世界は今でもずっと不便な生活を送っているに違いない。これほどの偉業、国際貢献はない。それを世界に知らしめないのは、政府の怠慢だ。そして、よりによって、憲法で禁じている、武力行使によって、世界に認めてもらおうという。馬鹿か。

 ああ、あと16時間で会社か・・・。今週末も家から一歩も外に出なかったな。気力が沸かない。ずっと、布団の上だ。


2003年07月04日(金) 世間は必ずしも人を正しく評価できない。アコーディオンの横森良造さんに思う。
2002年07月04日(木) 天候とうつ病

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