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JIROの独断的日記
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2004年05月31日(月) 「多国籍軍参加を検討 イラク自衛隊で首相」 いい加減にしろ、完全に武力行使になるぞ。違憲だぞ。

◆記事:多国籍軍参加を検討 イラク自衛隊で首相

小泉純一郎首相は31日午後の参院決算委員会で、国連決議に基づき主権移譲後のイラクで編成が予定されている多国籍軍への自衛隊参加について、積極的に検討する姿勢を示した。野党などからは「多国籍軍と一体化し、憲法で禁じている海外での武力行使につながりかねない」との批判も出そうだ。

首相は「国際社会の一員としてどういう責任を果たせるか考えなければならない。国連決議があり、国連の要請が来れば、どういう貢献や支援ができるか、憲法やイラク復興支援特別措置法にのっとって考える問題だ」と述べた。

同時に「武力行使を目的とした部隊には参加しない」とも強調、参加する場合でも人道、復興支援などの分野に限る考えを示唆した。[ 2004年5月31日17時46分 ]


◆コメント:馬鹿野郎!武力を行使しない多国籍軍なんてありえないんだよ。

小泉は本当に、危ない奴だ。日本国民はもう少しものを良く考えてくれ。アメリカを支持して自衛隊を派遣することを、約半数の日本人が「正しい」と考えているらしい。それは、間違っている。

国連が、強制行動を取るときはまず、経済制裁である。それでもだめなときには、軍事力を行使する。軍事力を使う場合、国連平和維持軍というのと、多国籍軍がある。

国連平和維持軍はその名のとおり、「国連の」軍隊であり、指揮官も国連が決める。どこの国が参加するか、各国から参加する人数、期間などを、国連が中心になって調整して決める。だから、組織するまでに時間がかかる。ただし、費用は、国連が持つ。そして、任務は治安・平和を維持することだから、兵隊が携行する武器も護身のための必要最小限のものになる。

しかし、多国籍軍は違う。内戦が起きている国などで、どうしても力ずくで鎮圧しなければならない場合に、国連安保理が多国籍軍の派遣を決める。「とりあえず、兵力を派遣できる国は、現場(国)へ急行してくれ」という状態である。最近では、ハイチの内乱を鎮圧するために、国連安保理が多国籍軍の派遣を決議した。

当然、やることは、国連平和維持軍よりもずっと荒っぽくなる。持ち込む兵器も戦車やら、ロケット砲やら、完全に攻撃的なものとなる。

多国籍軍に参加するということは、だから、理由が何にせよ、武力の行使を伴わざるを得ない。戦争に参加することと殆ど同義だ。

小泉内閣総理大臣はそれに日本が参加しようというのだ。とんでもないことだ。どうしてもそうしたいのなら、日本国民が皆、それほど、戦争をしたいのなら、日本国憲法第9条を削除してからにしてくれ。軍事力をいくら用いても国際貢献にはならないんだよ。アメリカを見れば分かるだろう。まだ、わからんのか。


日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。



どうしても分からない。何故、日本人は皆、憲法を改正して、日本を戦争が出来る国にしようとしている小泉純一郎という人物を支持するのか。戦争を知らなくてもいくらでも歴史を読めば調べることが出来る。どれぐらい悲惨なことか分かるはずなのだ。分からないなら、岩波文庫から出ている「きけ、わだつみのこえ」という本を読むといい。あるいは、広島平和資料記念館のサイトを見るがいい。戦争とは、こういうものだ。



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