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JIROの独断的日記
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2004年02月22日(日) 「道路公団完全民営化せず、上場後も国が株保有」 だから、小泉は嘘つきだというのだ。

◆記事1:道路公団完全民営化せず、上場後も国が株保有

国土交通省が今国会に提出する道路関係4公団の民営化関連4法案の概要が21日明らかになった。

道路4公団が分割された後の6つの新会社が株式を上場した後も、政府が株式を保有することを明記し、2分の1以上を保有する方向で調整している。

さらに、事業計画の策定や社債の発行、返済期間が1年を超える借り入れなどについては国交相の認可が必要とし、経営に対する国の関与を強める。国が過半の株式を持ち続け、JR東日本のような完全民営化を行わないことになると、新会社の裁量権は制限され、不採算路線の建設を抑制するとした民営化の目的は後退しそうだ。法案は、3月上旬に閣議決定される。


◆記事2:小泉改革宣言(自民党ホームページ)より抜粋


1.「民間にできることは民間にまかせる」−民主導・自律型の経済社会へ
(1)郵政事業改革 (略)
(2)道路関係四公団改革
・道路公団を民営化する法案を2004年の通常国会に提出
●道路関係四公団民営化推進委員会の意見を基本的に尊重し、2005年度から四公団を民営化する法案を2004年の通常国会に提出する。



◆コメント:小泉内閣総理大臣は嘘つきだと、言わざるを得ない。

小泉首相を支持する人が不思議で仕方が無い。

2001年の自民党総裁選の時に、彼は、1.どんな反対があっても、8月15日に靖国神社に参拝する。2.国債発行残高30兆円を超えさせない。3.ペイオフは予定通りに実行する、ことを公約したが、これらの公約はすべて守られなかった。小泉君は前の約束を破って平然としている人なのに、昨年11月の衆議院選挙に向けて発表した公約は、守るだろうと、どうして考えられるのか。

自衛隊のイラク派遣に関しても、すぐに前言をひるがえすことは2月5日に書いた。今度は、小泉改革の本命である道路公団民営化である。あれほど、民営化、民営化と叫んでいたのに、結局変わらないじゃないか。

多分、先週発表された、2003年第4四半期のGDP成長率が、年率換算7%というびっくりするような好成績だったので、景気さえ回復すれば、公約を破っても国民は自民党を支持するに違いない、と踏んでいるのだろう、が、その手に乗ってはいけない。

景気が回復しようがしまいが、選挙公約は選挙のときに小泉内閣総理大臣が国民に対して行った「約束」であり、それを勝手に破っても構わない、という論理は存在しない。

公然と自衛隊をイラクへ派遣して憲法に違反し、改革の目玉だった道路公団民営化の公約も反故にする人を、私は信用できない。


2003年02月22日(土) アメリカって呪われているのではないか?

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