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2004年02月20日(金) <劣化ウラン弾>自衛隊派遣には問題ない 福田官房長官・・・自衛官を見殺しにする気だね?

◆<劣化ウラン弾>自衛隊派遣には問題ない 福田官房長官

福田康夫官房長官は19日の会見で、オランダ国防相がイラク南部サマワ付近での米軍劣化ウラン弾使用を認めたことについて「オランダ国防省が米国に照会したところ、サマワ周辺のいくつかの場所で、劣化ウラン弾が使用された模様だ」と指摘した。同時に健康への影響を否定、自衛隊派遣には問題ないとの認識を示した。(毎日新聞)[2月19日20時36分更新]


◆コメント:問題が無いということは、自衛官が被爆しても問題ないということだ。

サマワ付近で、米軍が劣化ウラン弾を使用したのは、言うまでもなく、昨年のことであるが、劣化ウラン弾は、45億年の半減期を持つ、まぎれもない放射性物質である。一旦、大気中に撒き散らされれば、その影響は極めて広範囲に及び、人体への影響は長期間に亘り、持続する。

放射能が一度、大気中に拡散したら、汚染を除去して環境を回復する事もできない。従って、劣化ウラン弾を使用した場所で活動する自衛隊が受ける被害は不可逆的なものとなる。

劣化ウランが出す、アルファ放射線と呼ばれる強い放射能は、体内に蓄積される事により、ガン、白血病、先天性の奇形・異常児の誕生、その他、全身にわたり様々な疾病を引き起こす。

アメリカは1991年の湾岸戦争のときに大量の劣化ウラン弾を用いたため、湾岸戦争に従軍した米国兵士50万余の兵士のうち、52%に当る26万3000人もの帰還兵が、体調の異変を訴えている。湾岸戦争時に劣化ウランに被爆した米国兵士は30万人といわれている。9600人はすでに死亡している。

全てが、劣化ウラン弾が原因とは断定できないが、体調の異変のかなりの部分が劣化ウラン弾に被爆したためと、考えられている。

このような、科学的、歴史的、事実に接しながら、なお、日本政府は劣化ウラン弾が使われた場所に陸上自衛隊を駐留させて平然としているのである。自衛官の生命をあまりにも軽んじた態度ではないだろうか?


2003年02月20日(木) 北朝鮮拉致被害者の問題は一体どうなっているんだ?

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