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JIROの独断的日記
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2003年12月27日(土) BSE(狂牛病)、イラク戦争、京都議定書批准拒否。米国はどこまで世界に迷惑をかければ気が済むのか?

◆BSE(狂牛病)感染牛が発見されて分かった、米国の恐るべき杜撰さ。

米国でBSEに感染した牛が見つかって4日経つ。調べて分かったが、アメリカの検査は物凄くいい加減だ。米国では昨年1年間に約3570万頭の牛が出荷された。一方、BSE検査が実施されたのは、BSE特有の神経症状を示した牛を中心に2万頭前後だった。つまり、検査を受けた牛は全体の0.05%ということだ。我が国は2001年10月から「世界でもっとも厳しい」とされる食肉処理場での全頭検査を実施している。

アメリカの今回の話はひどい。感染が確認されたワシントン州の牛は食肉処理場で歩けないほどの、あきらかに疑わしい症状が出ていた。しかし、最初に発見された処理場から別の2ヶ所の処理場に運ばれて、既に肉はハンバーガーとして消費されている可能性が高いというのである。

◆そういう肉を平気で全世界に輸出していた米国の神経
アメリカでBSEが検査で確認されたのは、今回がはじめてであるが、このような管理体制を考えると、今までにもすごい数の感染牛が米国内と世界に輸出されていた可能性が高い。日本で消費される牛肉の4分の1は米国牛肉だというから、もはや、手遅れですな。アメリカは全世界の人間に感染牛肉を食わせていたのですよ。大量破壊兵器以上の犯罪的行為ではないだろうか。

アメリカはすぐに全頭検査を実施すべきだが、行政担当者はアメリカには1億頭もの牛がいて、全頭検査なんか出来るわけが無い。といっている、馬鹿野郎ってんだよ。出来ない言い訳をしているヒマがあったら、何とかして「出来るようにする方法を考えろ」。

◆アメリカは世界の厄介者だ。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの最たるものはCO2だが、全世界の4分の1はアメリカが排出している。それなのに、ことの重大さを理解できないブッシュは京都議定書を無視している。おかげで今年は地球温暖化の影響と見られる異常気象などのために全世界で15万人が死んだ。

イラク戦争が如何に世界に迷惑をかけているかは、今更言うまでも無かろう。

それに加えて今回のBSEである。アメリカは世界の厄介者だ、といわれても仕方が無い。


2002年12月27日(金) 「されど我は汝らに告ぐ。汝らの仇を愛し、汝らを責むる者のために祈れ」(マタイ福音書)

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