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JIROの独断的日記
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2003年11月25日(火) 「私は今でも私が取った政策は正しいと信じている」(小泉首相)←そりゃ、そうでしょうね・・・。

◆小泉内閣総理大臣の答弁は感動的にひどいね・・・・

どのように、ひどいかというと、常に主観的なのである。秋の臨時国会の時も野党から「大量破壊兵器は結局みつからないではないか」と詰め寄られて、「私はあるとおもっている。あなたはないとおもっている。これは見解の相違だ」という答弁をした。

物があるかないかは、客観的な問題なのに、この首相は主観的な問題にしてしまうのだ。これを聞いて、私は、ああ、この人は論理的に物事を考えることが出来ない人だな、と確信した。はっきり言って内閣総理大臣にしておくには危険な人物であると思う。

今日の発言もまた、然り。「自分の政策が正しいと思っている」って、あたりまえでしょ?何の答弁にもなっていない。間違った政策だと知っていて実行するバカはいない。

◆小泉内閣総理大臣はイラクの詳細をなにも知らないのではないかと思われる。

今日は、「サマワは非戦闘地域に入るのか、入らないのか」との質問に「状況をよく見極めて判断する」と、まだ同じ逃げの姿勢を示した。政府の現地調査団はもう14回もイラクへ行っている。つい昨日は自衛隊の専門調査団が帰国したばかりだ。まだ、「状況を見極め」られないのか。小泉氏は全ての報告を受けたはずだが、もしかすると、全く聴いていなかったのではないかと勘繰りたくなる。

そして、この調査団が現地で調べてきた結果報告が全く国民に知らされていない、というのも、随分と国民を愚弄した態度である。


◆小泉内閣総理大臣の2大致命的ミス

これほど、取り返しがつかない大失策なのに。 どうしてみんな分からないのだろうか。

小泉内閣総理大臣は今年、大きな判断ミスを2回もしている。1回目は国連決議を得ていない、アメリカの違法なイラク攻撃を支持したこと。国際社会のルールを遵守していない。

二つ目はイラク復興支援特別措置法を成立させて自衛隊派遣の事前約束をしてしまったこと。これにこだわって、今のイラクに自衛隊を派遣したら、憲法違反になる。

今日も衆議院予算委員会で、「自衛隊を派遣するのが不可能な状況とは断定できない」と、まだ、いっている。しかしね。そんなにムキになってるのは日本政府だけではないかと思われるふしがある。

◆米国人記者の方が道理がわかっている・・・。

11月19日にCNNのレベッカ・マッキノン特派員が小泉首相に独占インタビューをした。アルカイダがテロの脅迫をしてきた3日後である。

インタビューの冒頭で、マッキノン記者の質問は「テロリストが自衛隊をイラクへ派遣したら、あなたの国(日本)を攻撃する、といっています。どうしますか?」

首相:「勿論、テロリストの脅迫には屈しない。テロリズムとの戦いは世界中の国が共有するものだ。我が国は、脅しに屈せずイラクの復興のため人道的支援などを行うつもりだ」

記者:「しかし、ほんの少人数の、(アメリカに対して)体面を保つためだけの自衛隊を派遣することの引き換えに、国民を重大な危険に晒す価値があるのですか?」

我が意を得たり。まさに、マッキノンの記者の言う通りだし、彼女の質問は世界の自衛隊への期待がどの程度のものなのかを端的に表しているように思われる。しかし、笑って済ませられる話ではない。自衛隊員の生命の問題なのだ。

何十万という米軍がすでに血みどろに成っているところに、少人数の、こちらからは発泡できない自衛隊がいっても、できることなど、たかが知れている。野球部のボール拾いのようなものだ。そのために、命を賭けなければならない自衛官たちは、たまったものではない。


2002年11月25日(月) 毎日、食べ物がある、有難さ。東京-平壌1293km。

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