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JIROの独断的日記
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2003年11月04日(火) 「留学生ら意識に欠けた」西北大学事件で 外相←日本で人殺しをしている中国人の意識はどうなんですか?

◆記事:
川口順子外相は4日午前の記者会見で、中国・西安市の西北大学で日本人留学生が演じたわいせつな寸劇がきっかけに起きた反日騒動について「相手の国の風習や習慣に十分な理解を持って行動するのは留学生として当然。そういう意味では無感覚としか言いようがない」と述べ、寸劇を演じた留学生らの行動を批判した。

わい曲した事実でデモが扇動されたとされることについては「双方が長期的に両国関係を大事だと思って、良くしていくための努力が十分でなかった」と述べた。

◆所感:日本で犯罪行為に走っている中国人留学生の意識はどうなのか?

日本の国務大臣はいずれもその道のスペシャリストではない。どうしても役人の言うがままになる。役人に振り回されない政治家がたまに外相になったら、田中真紀子だったというわけで、人材が少ない。その道のプロフェッショナルで大臣を務めたのは先日引退を表明した宮沢さんぐらいではなかろうか。総理としてはともかく、蔵相を務めるにあたって本当に市場経済というものを理解していたのは、大昔の高橋是清とかを別にすれば宮沢さんぐらいだろう。

民間に任せないで、国がしっかりやらなければいけないことは、大きくいえば3つある。国防・外交・教育である。日本国がまず存続しないことには何事も始まらないから、国防は国がやらなければいけない。他の国との関係をどうするかということは、民間がやったら当然商売優先になってしまうから、だめだ。国が担当しなければならぬ。教育に関しては別の機会に触れる。

ところが、どうも日本人は外交が苦手である。陸地で繋がっているヨーロッパ諸国は絶えず、攻め込まれるかもしれない危険を抱えているから、お互いのハラの探りあい、駆け引きに関して気合も年季も入っている。それに比べると日本は、周りを海という天然の砦に守られている上に300年も鎖国していたから、いまでも外国人がおっかない。なにかというと、自国民が悪いことにしてしまう。

今日の川口発言なんかその典型である。中国へ行った日本人が、たかが寸劇で何千人もの中国人から非難され、また、その一部からは暴力を振るわれたわけである。

日本にはいうまでもなく、中国人留学生、就学生(両者の違いについては9月15日に述べた)が数え切れないほどいる。(これは、先日引退を散々渋っていた中曽根康弘氏が総理大臣の頃に中国に対してそういう約束をしてしまったのだ。あの人の罪は重いのである。)そして、各地でひったくりや強盗や、挙句の果てに殺人までも犯して平然と中国に帰っている。これを日本人はデモどころか、手一つ出せずに見ている。

川口さんの論理、すなわち、寸劇で殴られても相手の国の風習を理解していなかった日本人が悪いというのであれば、今頃、日本に住む中国人は中国人と分かった段階で殴られても仕方がないということになるのではないだろうか?

相手の国に乗り込んで、うっかり、わいせつコントを演じた日本人がこれほど問題にされ、一方で、日本に来て、中には不法滞在して、殺人を犯す中国人がそれよりも問題にされない、という事態は、どう考えても、間違っている。

小泉政権が続けば、少なくともこういう卑屈な日本の対外姿勢は変わらないであろうことは、言うまでも無い。


2002年11月04日(月) 安倍官房副長官の方が首相よりも毅然としている

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