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JIROの独断的日記
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2003年07月13日(日) 「CIA長官が責任認める イラク情報ねつ造問題で」 ブッシュ、卑怯だぞ

◆記事:
ブッシュ米大統領が今年1月に行った一般教書演説にイラクがウランをアフリカから入手しようとしたとのねつ造情報が盛り込まれた問題で、テネット中央情報局(CIA)長官は11日「(情報を)承認した責任は私にある」との声明を出した。ロイター通信が報じた。

 米議会では民主、共和両党の有力議員から徹底調査を求める声が一斉に上がっており、長官の進退問題、さらにはブッシュ政権全体の政治問題に発展する可能性も出てきた。

 長官は声明で「これらの言葉は演説に含めるべきではなかった」と、情報が盛り込まれたことが誤りだったと公式に認めた上で「大統領には演説の文章が信頼できると信ずるだけの理由があった」と訴え、大統領に責任はないことを強調した。

 民主党のダービン上院議員は「米大統領と国民を誤った方向に導いた。これほど深刻な問題はない」と強く非難した。

◆所感:「トカゲのしっぽ切り」で世界を欺くつもりか。

 全く、どこの国でも政治家などという人種は、保身のためには何でもする汚い連中だ。

 ブッシュはCIA長官に責任を全部おっかぶせて、問題を誤魔化そうとしているが、あまりにも露骨な責任回避で、醜いという以外に言葉を知らない。

 部下に責任を押し付けて、自らの責任を免れようとする人間はどんな組織にもいるけれども、世界中が見ているなかで、これほど露骨にそれをやろうとする神経は尋常ではない。

 民主党員の言葉を借りるまでも無く、問題の本質はCIA長官を切り捨てれば済むことではない。

 イラクがアフリカからウランを入手しようとしているという情報は一般教書演説前から大統領、副大統領、その他のブッシュ政権中枢の全員が知っていたはずで、このような大事な情報をCIAだけに頼ってウラを取る事を怠っていたのであれば、それ自体ブッシュの重大な過失だ。

 もっと、はっきり言えば、アフリカからのウラン入手がデタラメだということは多分、全員が知っていて、それを承知の上で、ネオコンのチェイニーあたりが一般教書演説にこの話を盛り込む事を積極的にブッシュに勧めたのであろう。そんなことは、世界中の人間がたやすく想像できることである。

 さらに、アメリカがイラクを攻撃する理由としてあげていた「大量破壊兵器」は核兵器だけではないのであって、衛星から撮影したトラックの列の写真を見せて、「これは、生物・化学兵器を搬送しているところだ」などと、パウエル国務長官が説明していたことを忘れてはいけない。結局、それらも発見できておらず、この件についても、情報を捏造した最終的な責任はすべて、米国を統治する最高責任者、ジョージ・ブッシュにあることは逃れようも無い事実である。

 このジョージ・ブッシュと一致結託してイラク戦争を推進した、ブレア首相の政治責任も英国議会ではすでに厳しく追及されている。

 大嘘つきの人殺し国家、アメリカの言う事をそのまま信じて、ホイホイとブッシュのご機嫌取りに終始していた日本は、世界の笑いものになっても仕方がなく、そうなった責任は小泉純一郎内閣総理大臣にあることは言うまでも無い。

 日本のテレビ・新聞はのんびりしているが、小泉政権のこの重大な責任を追及しなければならない。全く、何ボヤボヤしてんだよ!


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