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JIROの独断的日記
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2003年03月24日(月) イラク戦争>捕虜映像の放映、自粛を要請 米国防総省 ←馬鹿野郎。何を勝手な事を言っているんだ。

◆記事:「米国防総省は23日、イラク南部ナシリヤの戦闘で捕虜になったり死亡した米兵の映像をカタールの衛星テレビ局アルジャジーラが放映した問題で、国内外の報道機関に対し、捕虜映像の放映は捕虜の人道的待遇を定めたジュネーブ条約に違反するなどとして、自粛を要請した。」


◆所感:米国のこういう自分勝手な言動にはもう、飽き飽きした。ジュネーブ条約などという、国際法を持ち出すのであれば、米国自身が国連憲章に違反して、安保理決議がないまま、イラク攻撃を開始した事実は、一体、どうやって弁明するのだ? それだけではない。昨年12月26日のワシントンポスト紙は、911テロ以降、アメリカが捕らえたタリバン兵やアフガン兵に、肉体的、精神的拷問を加えている事をすっぱ抜いた。

◆これについて、ラムズフェルド国防長官は、「タリバン兵やアフガン兵は『不法な』戦闘員であるから、ジュネーブ条約でいうところの戦争捕虜に該当しない。」だから、荒っぽい扱いをしても構わないのだ、というとんでもない、開き直り発言をしている。

◆要するにテロリストやその協力をした奴らは、拷問にかけても良いということを言いたいのであろう。しかし、法的に思料すれば、国連憲章に反して戦争を始めたアメリカという国家の戦闘員も「不法な」戦闘員であることにかわりはない。

◆戦争は、人間が、自らの心を悪魔に売り渡すような誘惑を仕掛ける。戦争が長引くほど、また、激化するほど、このような残酷な「報復の連鎖」が続く事であろう。

◆日本国は、ボヤ―ッと戦争を眺めていなければならない道理はない。米英とイラクの間に入り、早期講和条約締結に向けて、調停役を買って出ることは出来る。我が国は、戦争がはじまりそうなとき、また、不幸にして始まってしまったときに、世界のどの国よりも口うるさく、「とにかく戦争はやめろ!」と介入し、調停役をつとめる国として国際社会に独自の存在意義を示せばよいのだ。


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