外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2003年02月05日(水) イラクが核兵器開発を否定。米パウエル長官「証明してみろ」←「無い事の証明は出来ない」のだ。

 今回のパウエル長官の発言は、フセイン大統領がイギリスの元国会議員との会談で核兵器の保有を否定した事に対して発せられた言葉なのだが、今に始まった事ではなく、アメリカはイラクに対して、大量殺戮兵器を保有していない証拠を提出しろ、と要求し続けているのだ。

 この一点だけを採り上げても、アメリカの非論理性が明らかである。

 「『〜がない』ということの証明は不可能」なのである。だから、例えば刑事裁判にあっても挙証責任は検察側にあるのである。

 イラクが核兵器などの大量殺戮兵器を持っている、と主張するアメリカが、それを証明しなければならないのである。しかし、「証拠はある」といいつつも、1月28日に行われた大統領の一般教書演説ではそれを示さなかった。この辺りが、アメリカのいかがわしいところなのだ。

 今日、国連安保理で、その証拠となる機密情報をアメリカが開示するといっている。どのような証拠なのか良く見極める必要がある。


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