外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2002年11月26日(火) 「暴力酔客」は即告訴、JR東日本が方針。 大いに結構。

首都圏のJR駅構内やホームなどで、駅員が酔っぱらった乗客から、いきなり暴行を受ける事件が増えているため、JR東日本は忘年会シーズンの来月以降、「暴力を受けたら即、処罰を求める刑事告訴」という厳しい対応を取ることを決めた。という。

当然である。

今までJRは酔客の暴力に、酒の上での失敗という「温情主義」で対処してきたが、最近、酔った勢いで突然暴れだす中年男性が増えてきたのだという。デフレ不況でストレスが溜まっているのであろう、などという話は誰でも思いつく。

そんな事は言い訳にはならない。そもそも、日本社会は、酔っ払いに甘すぎるのである。大の男が酒に酔って醜態をさらしても、日本ではあたかも、「微笑ましい風景」のようにみなすが、私はああいう酔態を人前で晒すのを恥と思わない人間は大嫌いだ。その上、ゲロを吐いたり、立小便をしたり、あれを見た他国の人々は一様に眉をひそめる。完全に国辱である。

私はロンドンに数年間住んでいたことがある。英国人にも勿論酒飲みは多い。量の観点から言えば日本人よりもアルコールの摂取量は、多分、彼らの方が多いだろう。昼間からパブでビールを飲むのは普通の光景だ。しかし、日本人ほどひどい乱れ方をするイギリス人は見たことがなかった。連中が日本人のよい肩を見て驚くのも尤もだと思った。

まして、暴力をふるうに及んでは論外、言語道断である。人を殴る事は暴行罪であり、完全に犯罪なのである。大の男が、人を殴れば刑事犯になることを知らない訳がない。酒を飲んで、みさかいがつかなくなった、と言い訳をする者が大勢いるのだろうが、そもそも、そこまで酔うこと自体が本人の責任である。

アルコールは、れっきとしたドラッグである。しかも、誰でも簡単に手に入り、多くの人間の人格を一時的に豹変させてしまう危険なドラッグである。この薬物の所為で一生を棒に振った人間は人類の歴史に星の数ほどいる、という事実を、酒飲みは肝に銘じるべきだろう。


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