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JIROの独断的日記
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2002年11月03日(日) 「自分の肉体的・精神的生存のほぼ全ては、他人の労働の上に成り立っている。」

本屋でベストサイズ・アインシュタインという本を見つけた。相対性理論のアインシュタインの名言集である。そこに載っていた一文である。

同じような言葉は、色々な本で見かけるが、これが、20世紀を代表する天才、論理的思考の極致にある人の言葉なので、感銘した。本当はもっと長くて、「私は、自分の肉体的・精神的存在のほぼ全ては他者の労働の上に成り立っている事を、1日100回は自分に言い聞かせている」というものだった。

 確かに、食べるものがあるのも、着る物があるのも、住む家が建っているのも、水道からいつでも水が出るのも、電気が使えて、夜でも部屋を明るくしておけるのも、会社まで電車で通勤できるのも、電話をかけることができるのも、全て、他者の労働の上に成り立っているのである。
 
 逆にいうと、自分が当たり前の仕事を当たり前にこなすだけでも、誰かの役にはたっているのであって、そう考えると、自分も捨てたものではない。今病気で休んでいる人だって、それまでは、ずっと働いていたのだから、引け目を感ずる必要はない。

 世の中は無名の大衆によって、支えられてきたし、今も支えられており、将来も支えられていく。


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