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■ キレキレたぬきとトコトコきつね。戯言。。
演出の戯言
朗読劇とお芝居、
なにがどう違うんだろう。
どちらも、お客様の想像力をお借りしてある種のいい共犯関係を結べるかにかかっているわけだけれど、その導き方はどうやら大きく違うようだ。
コトバから派生するもの。
その身体性と関係性から派生するもの。
「キニサクハナノナ」「穴に集えば」他一編。
この２+１の全くご都合的に選ばれただけに見える作品たちが、
実は一つの物語に成る瞬間がある。
自分で自分を映す鏡があるなら
人は自分を映す鏡でもある
何かに執着する姿 それも人の何かを映す鏡なのかもしれないし
遠く返してくるコダマは正に自分の姿−
自分も他人もとっても面倒くさい。
でも、こうやって出会い直してみると、だからこそ愛おしい。
この禍にお運びいただき感謝いたします。
配信とか、そういうものも時節柄やるようになりましたが、やはり演劇は、お客様と限られた空間で「直接出会って」初めて『完成』するもの。
その自覚を強くするのです。
どうぞ、味わい深い作品たち、ごゆっくりお楽しみください。
藤井ごう
今後の演出予定
◯演劇集団Ring-Bong
『みえないランドセル』（作:山谷典子）
2021年5月13日〜23日
@アゴラ劇場
◯エーシーオー沖縄
『島口説』（作:謝名元慶福）
2021年6月10日（木）〜7月17日（土）（毎木金土曜日）
@ひめゆりピースホール（沖縄）
全国公演中ー
◯青年劇場『キネマの神様』（原作:原田マハ）
◯親八会朗読劇『父と暮せば』（作:井上ひさし）
2021年04月04日(日)
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