再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 椿組「かくも碧き海。風のように」演出の戯言。。

演出の戯言

作家嶽本は、綿密に女の何たるかを描いたかと思うと、抗えない時代の流れに抵抗した人物を漢っぽく描く。材を取った人物に惚れ込み取り憑かれたように描き、姿を変える。現場は全精力を注いでその世界と対峙し、歴史の大きな流れと、個人ー過剰にも思えるその筆致の「どん底」にある、マグマみたいなものをこの空間に噴出させる。外波さん率いる椿組と集まった方々の地力と創造力を借り、そして若者が流され翻弄される激流のような世界を皆さんと共に旅し共有できたら、嬉しく思う。

藤井ごう

そんな訳で一月下旬から続いたスーパーヘビー級マッチは、
お陰様でお客様の好評を得、そして、チームの総合力をプラスして難儀な題材をタイトに身近に置くことができたと思う。
総てのスタッフさん、キャストさんの力が合わさってこそ。

体調いわしたりで他の現場に迷惑を飛び火させたりしましたが、
なんとか完走。
既にこの一週間在沖縄で、こちらもラストまでをザックリと創って帰京しての千穐楽。
疲れはあれど、皆さま良い顔をなさっていた。オープニング、ラスト10分の現場を信じたモノ創りはとても気持ちよく。
沖縄も良い作品を生みます。

2019年03月10日(日)
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