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■ 『ふたたびの日は何色に咲く』当日パンフ掲載文。。
演出の戯言
一年近く、この作品を生み出すまでの時間を作家と共有してきた。関連本などを漁りながら、ツクヅク行動力に充ち満ちた人物たちだなと思う。 この作品はある意味時代が生んだスーパーマン(ウーマン)たちを取り上げながら、その実を、心の奥を覗いたフィクションである。 「上質なフィクションは時代を見通し、真実を捉える」。師の言葉を繰りながら(関係者が出演者スタッフにも多いからか…)、稽古場で人の何たるかを追求している。
どんな今を過去から学び、 どんな未来に繋げていくのか。 そして自分はどんな歩を進めていくのか。 山谷典子は「憤慨しながら」不器用に問いかけ続ける。そこに在るべき人の姿はーと。 (房子のモデル市川房枝さんの口癖は「私は憤慨しとるんですよ」だそうな) その思いに俳優陣が身体と心を費やし世界を構築する。今回は大正から昭和、戦前、戦中、戦後と駆け巡る長い長い旅路。
最後まで『同乗』の上、お楽しみください。
藤井ごう
2018年06月04日(月)
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