再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 『島』は新たに。

三月もゆく。
二月終わりから始まって、ほんの1週間強、
「島」の稽古はそれでも、「思い出し」の様相にはせず、
あくまでも、新しい発見と、新たな舞台上における出逢いを求めている。
稽古場は、広がったり行き詰ったり、ぶつかったりしながら豊に進んでいる。
まだまだ…
しかし、相変わらず稽古にはごく決まった人しか来ないのだ。かなしい。
蜷川幸雄が言っていた。
稽古を見られるのに見ない者に才能などない。
…うん、色んな情勢はあろうが、
集団の確信を持ったウリモノに対する思いって、そんなもんなのかな。
まぁ、外からはどうも、12月までの続き風な態度も相まるのでので、
是非稽古を覗いて欲しいものだとは、思うよね、こちらも日々行われることと、前回旅の反省から台本に対峙し続ける訳だし、
新しい課題(己で見つけてくることもあれば、こちらから提供することもある)にぶつかっている面々の在り方の強さよ。(もう齢80にならんとする方の挑戦とかね←もうそんな生ける教材に材を取らない、興味を持たないことが想像できない)
九州へは、もっと深度を増した島ででかけます。
本当に上質な舞台は、効果など後回し、あくまで、俳優のやりとりがそこにあって、生きている人間たちが描かれて行くこと。
音照も、それにつれ、今回だって当たり前に変わらざるを得ない。

と、そんなことを呟いていた矢先に、
あー、前回とセットです〜、聞いてません?
とは、これ如何に…。
…そうゆうことだよね。

GP、まだ、あと一歩の足並。

2017年03月09日(木)
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