再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 広島取材。

朝十時の新幹線で一路広島へ。
大阪行きをさんざんに繰り返しているので、慣れているつもりも、時間の配分が大文と違う。
大体、名古屋を過ぎ、まもなく京都のアナウンスを聞いて、資料などを片づけ…
というのが体に染みついているので、
今回は、慌ただしく借りたり買ったりした、資料や映像やなんやらを、どうしてもそこで片づけようとする自分がいて笑う。
慣れとは恐ろしいものだ。
しかしこの何日か、どうしても「原爆」関連のものに目を通さねばならず、流石に疲弊気味。
余程知っているようで、知らなかったことの多さに愕然としたり、
裏の事情にびっくりしたり、
「平和」を謳いながらの「残酷さ」の提示に少し(もちろん、わかりますけど)食傷気味。
どんな仕事も大変なのだけれど、
ちょっと、意味合いの深さが違うかもしれない、
そのことに引っ張られる自分も含めて。
広島着で、ホテルチェックイン、同行の制作さん(K女史←Kさん、と書くと、誰かと混同(コンドウ)するので)とすぐその足で、
被団協の代表の方にお会いする。←「島」に出てくるキャラクターのモデルとなった方。
色々な経験談や、今の活動について聞いたあと、
「島」を読んでどうしても「想像力」では補えない部分について、いくつか質問させてもらう。やはり、「人と対面」して聞くのは、文字情報なんて比にならない。
作品の腑に落ちなかったところやなんかが、しっかり繋がっていったりする(頭じゃなく体、かな)。
改めて「過去の遺産」として扱うのではない、
ということを思う。
お話すること二時間強、その足で原爆ドームと平和資料館。
実に久しぶりに。
ま、わたしゃノンポリなわけですが、
本当に「平和」という言葉のあり方を考えてしまう。(何に対しての「平和」という言葉なのか)
ドームが思いのほか、小さい印象に驚いたり、
大通りに面しているのに、そこに足を踏み入れただけで「静寂」がある感じ。
平素から「遺跡」というか「廃墟」好きの私だけど、
ある瞬間から、無理やり「遺跡」にならざるを得なかったものの存在感というものは、、、
(その後取材をさせていただいた方は「あれがあるから、過去の空想のような出来事にならないでいる」と仰っていた)
風化というものを感じるものと、
風化という形にしてはいけないもの。
うーん……

生憎の雨で、外は寒い。
で、夜は地元の新聞の記者さんと、ちょっと美味しいモノを(瀬戸内の魚と、そりゃあ広島ですもの、牡蠣)食しながら。色々な話を。
いやぁ、美味。
一日で吸い取られるエネルギー補填(汗)

明日は、制作のK女史と、なにはともあれ、わ・た・し・の・う・ん・て・ん・で(笑)島めぐり。ロケーションと、空気と、匂いと、などなど感じてみたい。
が、明日も生憎の雨、らしい。
というか、明後日も、生憎の雨、だそうだ。
わたしは晴れ、なんですけどねぇぇぇぇ



2010年03月23日(火)
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