再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 仕事始め。

三月に終了公演をやる学校のレッスン初日。
今回は一年通して初めて会う人たちなので、時間の少なさは考えつつ、面白い出会いになるといいなと思う。
で、帰途。

駅に向かう道すがら、
「あ、古本屋によって帰ろう」
と、何の気なしに交差点左折。

と、ばったり、新年会流れの青年劇場様とばったり、ばったり。

「なにしてんのゆお?」

…こっちのセリフである。

「さては酒の匂いを嗅ぎつけたなぁ?」

…確かに酒は好きだが、酒の匂いを素面の時に呼気で感じるのは好きではない(当たり前だ)。第一、そんなに鼻はきかない。

「だから、なにしてんのゆお?」

…だから、仕事帰り。

「なんでいんのぉ?」

…だから、仕事帰りに、まっすぐ帰るところを、古本屋に寄ろうとしたら…

「酒、呑んでないのぉ?」

…だから、仕事帰りだと言っているではないか。

「珍しい…」

…わたしだって、年がら年中呑んでいるわけではないのだ。た・ま・に・である。

「じゃ、行きましょう!」

…はい。


結局、古本屋に寄ることもなく、何故か赤い提灯を地下に下りて、
新年会の続きへと…、夜は更けていく

2009年01月08日(木)
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