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■ 踊る大捜査線パート2
さて、前回の続き続き…
分からない方は、その前に戻ってくださいね(といいつつ、そんなに大したことは書いてないけど)。
私は北村総一郎さんと、斉藤暁さんが使用する書類の加工をしていたんだが←始末書とか、異動通知とか、経費請求の用紙とか、駐車許可証とか、パトカー使用願いとか。もうそれが全部しっかり作ってある。要は芝居中で、山のような書類に署長副署長二人の抜群のコンビネーションで、判(申請に対して認め印てことね、署長の)を押していくというところで使われる。こんな感じかな…
署長「また、すごい量だよ、君。」 副「さ、さ、やりますよ、署長。」 署長「でも、すごい量だよ。」 副「やりますよ。」 署長「わかったよ。そんなに恐い顔しなくてもいいじゃない。」
ト(ト書き)副署長、机の上にその書類の山をのせて身構える。 署長、自分の判子に朱肉をつけ。
副「はい!」 署長「はい。」 副「はい!」 署長「はい。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(続く続く)
二人、絶妙なコンビネーションで、副は紙を次々めくり、署長判をついていく。 物凄いスピード。まさにアッという間にその山のような書類の全てに判がおされた。
署長「思ったより早かったねえ。」 副「そりゃあ、内容見ないで押してるだけですから。」
♪チャンチャン♪
それがもう本当にあっという間、(私はその手早く紙をめくり、尚且つ、破れたりしないように、加工を加えたのでした。一枚一枚…)舞台だから、細かい字なんか、絶対見えない。なのに、一枚一枚、ちゃんと作ってあり、さらに、文字まで書き込んである。←青島が使い込みすぎた予算書とか、青島の始末書とか。やっぱり映像の世界だからだろーなあ。細かい細かい。プラス、実際には押されない判子(舞台だからね、動きだけ)まで、ちゃんと「湾岸署 署長 神田」とあるんだもの、畑の違いを痛感。=え?見えない見えない。←わたしらの合言葉=見えないところにそんなにお金をかけるなよ。←わたしらの悲しい合言葉。大体、署長の名前が神田なんだと、それで知ったし。←目からうろこってほどでもないが…
映像って大変なんだろうなと思った次第。 そして、そういうこだわりはやっぱり必要な気がした。こだわってみるかなー。
だから、ちゃんと、余ったそれらは「資料」としてもらってきたりして…… だって、だって、使えるかもしれないし……
ギャラってことで……
そして日曜日、しっかりと、それが使われているところを見てきました。 もうそれは、お祭り。 うーん、ワーキャーされる新劇のお年寄り。
……すごい。
曰く「自分たちの人気じゃなくて、踊るの人気なんだと、勘違いしないようにしている。」
人生間違いそうだものねえ、正しい。 それはあくまで「踊る」に「踊らされてみる」ってことで。
おあとがよろしい様で―
ごう
2003年08月21日(木)
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