スカーレットの心のつぶやき
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2009年04月20日(月) 日本の歴史に学ぶ会

昨日は待ちに待った講演会に行って来た。

「日本の歴史に学ぶ会」の講演会だ。

講師は日本政策研究センターの岡田幹彦先生。

テーマは「二宮尊徳」二宮金次郎だ。

私が子供のころはこの金次郎の銅像を見たのと

彼が勤勉で、

忙しい中薪を背中に背負って勉強したという話を聞いていた。

しかし、昨日の岡田先生の話では

二宮尊徳がいかに素晴らしい人物であったか知ることができた。

先生は時折、胸を詰まらせて涙ぐんだ場面もあった。

感極まるという感じだったのだろう。

「  天地(あめつち)の神と皇(きみ)との恵みにて
 
 世を安く経(ふ)る徳に報(むく)えや」

名前だけは有名だが、偉大なる農夫であり

偉大なる思想家であり、偉大なる変革者だったことは

あまり知られていない。

子供のころ両親が亡くなり

貧しいながらも勉強を重ねていった。

気違い扱いされたこともある。

しかし、私財を売り払い

自分は粗衣粗食に徹し

他者の救済に徹した生涯を送った。

600以上の村を改革した彼の方針は

1. 困窮者の救済(あばら屋の壊れた厠や屋根を修復。勤労意欲の喚起)

2. 善行者の表彰(村民の投票により表彰者決定)

3. 道路・橋・用水路の修復と荒地開墾(大勢で力仕事、高額の賃金で皆が潤 
  う)
4. 神社・仏寺の修復(皇祖,神々,祖先への報恩感謝)

5. 無利息金の貸し付け(村民の自立心を養う)

それでもなお、ことが成し遂げられなかった時

自分が何故、どこが間違っていたのかを反省し、

決して自分がしたことを誇ってはいけないと気付いた時

彼に反対していた人たちも皆彼のいうことを正しいとしたのだ。

成田不動で断食をした結果

自他一体「一円仁」の心に至った。

「己が身をうちすてて見よそのあとは一つのほかにあるものはなし」

の言葉に心打たれる。

このような人格者が日本にいたことを

世界に発信すると共に

子供たちに伝えなければならない。

日本人が日本人で居るということは

日本の歴史上の人で尊敬できる人を持つことだという

先生の言葉になるほど!と思った。

これからの日本を良くするも悪くするのも教育だ。

私心を捨て、世のため人のために生きることができる

人間を育てないとだめだ。

今のこの日本に二宮尊徳が居たら・・と思ってしまった。

地方の再生、国の再生のために

人材を育成することの重要性をしみじみ思った。

果たして、今の日本に二宮尊徳を尊敬する人が

どのくら居るのだろう。


 


スカーレット