スカーレットの心のつぶやき
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今日、 4月13日、
娘は二十歳の誕生日を迎えた。
月並みな言葉だけれど、
長いようで、あっと言う間の二十年だった。
タンスの引き出しに大事にしまってあるへその緒と、
出産で入院していた時にはめていた
小さな足の輪を出して見た。
様々な思い出が走馬灯のように浮かんできた。
二十年前、
私は医者の反対を押し切って
娘を産んだ。
夫や母に心配をかけたが、
娘の産声を聞いた時、
頑張って産んで良かったと
涙が頬を伝った。
小さい体で産れた娘を大きくしようと、
嫌がるミルクを何とかして飲まそうとしたことや、
離乳食を工夫して作ったことが、
当時の育児日記にびっしり書かれている。
娘が幼稚園の年中組の時、
私は心臓の大動脈弁を人工弁に置換する手術を受けた。
その時に、御見舞にきてくれた
幼い娘からの絵と拙い文字が書かれた手紙は
私の心の支えになり、
今も大切な宝物だ。
娘が成長する中で、泣いたり笑ったり、
喧嘩もしたが、
それらは皆、懐かしい思い出となっている。
大阪で大学生活を謳歌している娘は、
今日、一人で二十歳の誕生日を迎える。
さっき携帯へメールを送った。
娘が大人になったことは
親として嬉しいような
淋しいような複雑な心境だ。
土曜日に投函した
「お誕生日おめでとう」の
真っ赤なチューリップの絵手紙は
今日、娘に届くだろう。
改めて「お誕生日おめでとう!夢に向かって歩いて行ってね」
スカーレット
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