スカーレットの心のつぶやき
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2009年03月05日(木) パン屋の誠さんに会いに

先月の初めに

パン屋の誠さんから

詩集・第十五集が届いた。

以前に体調が悪く、痛み止めを中止して

心身共に弱っていたと思われたので

とても心配していた。

でも、詩集を完成させてくれるほど

気持ちを元気に持たれて頑張ったのだと思うと

嬉しくて早速お礼のはがきを書いて出した。

それからひと月ほど経つ。

昨日は午後から雨も上がったので

母を誘って長浜にあるパン屋さん・まことやさんの

誠さんの顔を見に行った。

御留守だったらいけないと思い事前に電話をしてから行った。

詩集のお礼をしないでそのままだったのが気になっていた。

双海の道の駅で売っている日本一だと思えるじゃこ天を10枚買って

アツアツ・ホカホカ状態で持って行った。

玄関先でいつものようなあの溢れるような笑顔で

誠さんが座っているのを見たとき

本当に嬉しかった。

息子さんともご挨拶をして

焼きたてのジャムパンを御馳走になりながら

誠さんの話を聞いた。

痛みはいつもある。

夜中には大きな声で家族を起こしてしまう。

痛みに耐えられないのだ。

何度死のうと車椅子に乗り海岸まで行ったことか。

それでも、死ねない、生きなきゃと気を取り直す。

地元の中学校の小年式では講演をしたとか。

その時の子供たちの誠さんへの手紙を綴った本を見せてもらった。

皆、生きるということ、頑張るということ

夢をあきらめないということに

それぞれが自分の感想を書いていたが

それを読んでいて、私は涙が止まらなかった。

かつて、死のうと思っていたころの

自分自身を思い出していた。

どんなことがあっても生きていこう。

今はそう思えるようになった。

そして、自分が生きていること、生かされていること

この世に生まれてきたことの意味と

両親・ご先祖様への感謝。

子供たちの感想の中にあったのと同じ気持ちが

私の心の中にも存在している。

高校生の前で講演したことや

老人会で講演したことなどの話を危機

母も誠さんに会えて本当に良かったと言っていた。

誠さんと母は同じ酉年生まれだ。

母が誠さんより一回り上ではあるが

お互いの干支の話をして笑っている姿を見て

こうして笑って話ができることのありがたさを思った。

有難いという文字はありがたいという意味だ。

当たり前ではなく「ありがたい」ことなのだ。

一時間半ほど話し込んで

美味しいパンやロールケーキのお土産を貰って

誠さんとさようならした。

本当に行ってよかった。

今度は桜の咲く季節に姉と母と三人で会いに行きたい。


スカーレット