スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
昨日、「悼む人」の残りの四分の一を読み上げた。
涙なしには読むことができなかった。
人が生きるということ、
死ぬということの意味を
改めて考えさせられた。
そして、私自身が死ぬ時は
最期まで家族と共に居たいと思った。
亡くなった人の魂は
永遠に生き続けるかどうか
私にはわからない。
でも、亡くなった人の思い出は
自分が生きている限り
心の中にずっと残っていると思う。
天童荒太氏に次のようなメッセージを送った。
--------------------------------------------------------------------- 天童荒太様
「悼む人」一気に読みたかったのですが、
今までの作品と違って
私自身の胸に刻みながら一歩一歩ゆっくりと歩むように、
読ませていただきました。
涙が出てきて止まりませんでした。
悲しいのではないのです。
自分でもわからないけれど、心が洗われるような、
心の中が真白・透明になるような・・そんな気がしました。
人は誰でもいつかは死にます。
生まれた以上、死に向かって歩いていっています。
私も何度死と直面したでしょう。
先天性の心臓疾患で生まれ、
若いころは拒食症で生の限界まで痩せ、
また弱い心のために自分で死を選んだこともあります。
私などこの世に生きていても何の意味もない人間なんだと思っていました。
でも、娘が生まれ、
自分以外の命を感じることができてから、
私は新たな一歩を踏み出すことができました。
主人公の母の命が消えた時
新たな命が生まれたシーンは
私の中で特別な思いで印象的でした。
今、私は57歳、
人生の折り返し地点を過ぎ、
残りの人生を、私は自分のためではなく、
誰かのために生きたいと願っています。
母のため、夫のため、娘のため、そしてまだ見ぬ孫のために・・
そして、誰からも知られることなく死んでいった人のことを、
私の心の中に刻むことができればどんなに良いかと思っています。
「永遠の仔」以来の天童様のファンとして、
これからも自分自身の声に耳を傾け、素晴らしい本を書いてください。
遅くなりましたが、「直木賞受賞、おめでとうございます。」
スカーレット
|