スカーレットの心のつぶやき
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昨日、映画「象の背中」を観てきた。
正直なところ、
もっと感動する良い仕上がりになっているものと思っていた。
期待しすぎたのがいけなかったのだろうか?
やはり、どんな映画でも、原作に勝るものはないと思う。
時間が短いということもあろうが
省いている箇所が多かった。
その分、目に訴える映像、例えば海のシーンなど
本で読むよりは分かりやすいものだった。
でも、ひとつだけ残念だったのは
原作では、愛人との人間関係がもっと深く描かれていたのに
映画では家族の愛、夫婦の愛に重点が置かれていたところだ。
原作では妻よりも愛人を愛していると感じたが
映画では結局妻が一番という感を観るものに与えていたような気がする。
癌と宣告され余命半年と告げられた主人公が
今まで生きてきた証として会いたい人に会い
思いを告げることは、可能なのだろうか。
段々と弱っていく体と共に生きることって
人のことなどどうでも良いという気持ちになるのではないかと思った。
結局、主人公はホスピスで最期の数ヶ月を過ごし
家族との思い出を作り、愛人とも会うことが出来た。
疎遠になっていた兄との再会のシーンは長いシーンであり
カットなしで感動を与えるシーンだった。
そして、主役の役所広司の減量をしての迫真の演技は見ものだった。
でも、私的にはもうひとつだったという感がある。
映画よりも、是非原作を読むべきだと思う。
スカーレット
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