スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
昨日、夫と二人で映画を観てきた。
「父親たちの星条旗」
あの硫黄島の決戦をアメリカと日本の
両方の視点で描いた二部作の第一部で
擂鉢山に星条旗を立てた6人の兵士のうち
生き残った3人の兵士のその後の人生を描いたものだった。
監督はクリント・イーストウッド
彼の反戦の意思が伝わってきたし
激しい戦争シーンは戦争の悲惨さを十分訴える
良い映画だったと思う。
星条旗はアメリカ人にとって最高の誇りだ。
経済的にも追い詰められていたアメリカが
この星条旗を立てたことが
戦争への協力資金や人々の気持ちを高揚させるために役立った。
でも、英雄と言われた彼らは
闘って死んで行った戦友たちこそ英雄であり
自分たちが英雄と言われることに苦しんでいた。
星条旗を二回立てたことによって誤解も生まれ、
そのためにも苦しんでいた。
人々の心って勝手なものだ。
英雄から最低の人間になるのも早い。
戦争では英雄なんて生まれないのだと思う。
12月には日本の視点から描かれた「硫黄島からの手紙」が公開される。
先日NHKのTVで硫黄島決戦で生き残った数人の人が
語っていたのを見たが、
それは言葉ではいえないくらい悲惨なものだった。
硫黄島決戦は6日しか持たないといわれていたにもかかわらず
日本の必死の戦闘でなんと36日も持ったという。
食べるものもなくなった彼らは
死んでいった人の骨が炭化したのを食べたと言う。
まら見つからないために
死体の下に隠れていたとも言う。
捕虜になることを拒み、自決に近い形で死んで行った人たち、
彼らが居たからこそ今の日本がある。
平和な日本の礎になってくれた人たちに
心から感謝をしないといけないとつくづく思う。
戦争って本当に人々の心を狂わすものだ。
戦争を知らない世代の私たち必見の映画だった。
スカーレット
|