スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次過去未来


2005年09月19日(月) お月さま

昨夜のお月様は本当に綺麗だった。

旧暦の8月15日、

中秋の名月だった。

昨日はお天気も良くて

まん丸で暗い空にくっきりとその姿を見ることが出来た。

少し赤みを帯びた月だった。

外に出てしばらく眺めていた。

去年のお月様を見たことを思い出した。

あれはブルームーンといわれるものだった。

ひと月に二回満月を見るのがブルームーンと言うとかで、

私はこの月を共有できることに心をときめかせた。

何でブルームーンなの?と

私の心の中に聞かれたような気がした。

まるでそれが昨日のように感じたのは何故だろう。

今年の月は一人で眺めた。

もしかしてあの人も同じ月を眺めているのだろうか・・・

私の言った言葉なんてもうすっかり忘れているだろう。

でも、もし昨日のお月様を眺めたら

少しは私のことを思い出してくれたかもしれない。

そんなちょっぴり感傷的な気分になった。

後撰集に次のような歌がある。

「秋の夜の月の光はきよけれど 人の心の隈は照らさず 」

秋夜の月光は冴え冴えとして濁りなく清らかだけれど、

あの人の心の奥までは照らさないのだろう。

という意味だろう。

そう、どんなに月が明るくても

私にはあの人の本当の気持ちまでは見えない。

もしあの人が同じ月を見て

私のことを想ってくれたとしたら

たとえ会えないにしても私は嬉しい。

もう直ぐ秋の彼岸だ。

朝晩はめっきり涼しくなってきた。

日中はまだまだ暑く夏を感じるけれど、

夜ベッドに入り

外からの月の光と虫の音を聞いていると

「ああ〜秋だなあ・・・」という気がする。

そして私の大好きな10月も目の前だ。

心の中のもやもやも

この澄み切った月の光の中で消えていくかもしれない。

そんなことを思いながら昨日のお月様にそっと言ってみた。

「来年のこの月を私はどんな気持で眺めるのかな」








スカーレット