スカーレットの心のつぶやき
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自分には何も悪気はないことを
何かの弾みでふとしてしまうことがある。
本当に私には他意はなかった。
でも、ほんの軽い気持ちでしたことが
相手の心を傷つけてしまった。
夫の部屋に行った時、
置いてあった夫のカバンの蓋が開いていたので
何気なく見てしまった。
本当に何気ないことだった。
何が入っているのか探ろうなんて気持ちはなかった。
中にはいつも入っているものの他に一冊の本が入っていた。
その本はちょっとHな本だった。
でも、変な本ではなくてとても綺麗な本だった。
芸術を感じる本だった。
私は夫に「この本は?」と尋ねたら
夫は「ああ〜これはとても綺麗な絵と写真で出来ている本で、 変な本じゃないよ、見る?」と言った。
実際に私は見せてもらったけれど、
それは本当に美しいエロティシズムを感じるものだった。
その時はそれで済んだけれど、
2日経ってから夫は言った。
「黙って人の鞄の中を見ると、見られた方は、感じが悪い
あの人はちょっと用心しないと。影で何をしているやら
ちょっと信用出来ないと、思われるよ」と。
本当にそうだと思った。
素直に「ごめん」と謝った。
夫はさらにこう言った。
「 人の鞄の中は見ない事
見ても黙っている事
子供の鞄でも、夫の鞄でも、絶対見ない事
何か心配事があっても、鞄の中は見ない
そして 、どんなに心配でも、ただ信じる事 」と。
これって本当だと思う。
娘のカバンの中を見て
見てはいけないものを見つけたら、私は心配になると思う。
でも、それは娘を信じてないということだ。
信じていればどんなことがあっても心配する必要はない。
娘にしても母親に信じられているということが分かれば
きっと安心するだろう。
信じるということは相手を安心させることでもあり
また自分自身も安心することでもある。
疑えば限がない。
ますます疑惑は広がっていく。
そして、不信感も大きくなっていく。
それって本当に馬鹿みたい。
相手を信じていればそれで良いのだ。
夫に謝った後で本当に反省した。
反対の立場になってみたら私がきっと同じように良い気持はしないと思う。
怒るかもしれない。
たとえ夫であっても妻であっても、子どもであっても、
人のプライバシーを覗くようなことをしてなならないのだ。
夫が浮気をしていたとしても、
それを知らぬ顔でいることが大事だと思う。
そして「あなたを信じてる」と言えば
夫は気が咎めるだろうし私に済まないという気持ちになるだろう。
もし、娘が何か悪いことをしても
母親だけでも娘を信じていれば
娘は悪いことをやめると思う。
どんなことがあっても相手を信じるということ、
これが一番大事なことなのだと思う。
人を信じることは自分自身を救う道でもあるのかもしれない。
スカーレット
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