スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
私の人生の中で一番苦悩の続いたあの十年あまりの間に
私は色々なことを経験した。
そして今では私にとってはとても貴重な体験だったと思える。
「食べることの大切さをつくづく感じた。」
なんていうともっともらしいのだけれど、
私にとって食べるということは
あまり重要なことではないという意識が今でもある。
だから、食べるものに拘らない。
グルメでもないし大食いでもない。
生きるためにだけ食べているのかもしれない。
またいつどんなことが起きて
あの食べられない状態に戻るか?
自棄食いして吐くことになるのか?
正直言って分からない。
現に昨夜も吐いてしまった。
胃の具合がとても悪かった。
食べ過ぎては居ないのに、何故かお腹の中に食物があるということが
とても苦痛だった。
再発したとは思わない。
そんなことはない。
でも、やはり最近の私の心の動揺がこうして体の変化に出ているのかも・・
昔、主治医がこんな話をしてくれた。
「今は治りきらなくても、年を取ったらきっと治る。」と。
若いものだけに起きる病気だとも言った。
「思春期やせ症」とも言うからそれは当たっているかもしれない。
私のように33歳を過ぎてやっと治った人も居る。
もし、今病気の真っ最中で苦しんでいる人に
「年を取ったら治るよ」って言ってあげたい気もする。
入退院の繰り返しの中で、
私は夫と出会い恋愛をし結婚を決意した。
夫は私の全てを知っている。
私の過去も、病気のことも全て理解してくれた。
そんな夫に私は甘えて夫に母親を求めていた。
でも、夫は夫だった。
母親ではなかった。
当たり前のことなのに私は甘えていた。
全てを理解してくれると思っていた。
でも、それは大きな間違いだった。
そのことに気付きながらも
今でも時々我儘が出る。
5歳年下の夫には私の存在はどう映っているのだろう。
今私には夫と娘というかけがえのない家族が居る。
私が過去においてどんな苦しみを味わったかは
夫には全く関係のないことだ。
私の人生は過去ではなく現在と未来にある。
今の私の足元に存在する幸せを見つめていたい。
それがどんなに小さな幸せであっても
私には最高の幸せなのだと思う。
もう過去に捉われるのはやめよう。
過去を思い出すことがあっても
それによって自分自身の生き方や考え方を左右されないようにしよう。
私の幸せは私の心の中次第だ。
私が変われば皆全てうまく行くのだ。
私には少なくても幸せに出来る2人が居る。
夫と娘と私のこの小さな家族の幸せを大事にしていきたいと思う。
(おわり)
スカーレット
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