スカーレットの心のつぶやき
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今の時間がこのままストップして
ずっと永遠に今のままで居ることができたら
どんなに良いだろう・・と思ったことがある。
そう、ずっとずっと昔、
あの人の側に居られる幸せを感じていた時。
ツルゲーネフの言葉に
「ある一人の人間のそばにいると、
他の人間の存在など全く問題でなくなることがある。 それが恋というものである。」がある。
まさに、あの時の私はこういう状態だった。
自分達の周りの人たちのことなど
全く気にならなかった。
世界は私たち二人だけのためにある。
そんな気持ちになっていた。
あの人と同じ空気を吸うことが出来る幸せ、
あの人の臭いを感じることが出来る幸せ、
あの人の体温を感じることが出来る幸せ、
あの人の側に居られるだけで幸せを感じることが出来た。
言葉なんていらなかった。
視線もいらなかった。
何も言わなくても良い、
私を見つめてくれなくても良い
ただ、黙って私の側に居てくれたら
それだけで私の心は満たされていた。
あの人の右の手を私の手に重ね、
あの人の爪の形を見つめ、
生命線を辿りながら、
私の心は幸せに満ち溢れていた。
ああ〜こうして今のまま時間が止まってくれたら
私は他には何も欲しくない、
あの人さえ私の側に居てくれたら
それだけで良い。
全てがあの人と私の世界。
そんな風に思った私が居た。
遠い、本当に遠い昔の恋物語。
でも、今でもあの人のことを思い出すと
何か胸の中が痛く甘酸っぱくなってくる。
まだ完全に終わっていない私の恋なのかもしれない。
現実の中で唯一私が遠い昔に帰ることが出来る思い出。
神様にお願いすることが出来るなら、
あの時のあの私に戻して欲しいと願っている私。
遠い昔の私の初恋を思い出しながら
そんなことを思っている今朝の私・・
スカーレット
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