スカーレットの心のつぶやき
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2005年04月08日(金) 懐かしさ

あれは、私が中学生の頃、私には一人の文通相手が居た。

相手は同じ学年の男子で隣の県に住んでいた。

中一の頃に友人の紹介で知り合い、

それから大学生になるまで文通は続いていたように思う。

高校生になる頃、私は彼が住んでいる町が見たくて行ったことがある。

でも、結局は家を訪ねる勇気もなくて行けなかった。

彼と手紙で話した内容や彼の写真まで今も覚えている。

彼との文通が途絶えたのは、

私が心臓の手術をした19歳の頃だった。

私にはその頃付き合って居た人も居たし、

彼が東京の医大へ通っていたせいもあって

自然消滅してしまった。

それから30年が過ぎた。

その間、時にふと彼のことを思い出すことがあった。

顔は勿論中学生の頃の彼の顔だし、

今53歳になっている姿は想像できない。

そんな彼のことを思っていたからか、

偶然彼の名前を打ち込んで検索してみたら

彼が故郷で医者になっているのが分かった。

ネットって怖いなあ・・・と思っていたけれど、

こんな感じでまた彼の存在を確かめることが出来るなんて

本当に凄いと思う。

彼が脳神経外科の医者になり、

スポーツドクターになって活躍しているのが分かった。

本当に懐かしさでいっぱいになった。

でも、それ以上の気持ちは湧かなかった。

あの中学生の頃の気持ちを大事にしたいと思ったからだ。

元気で居てくれたことが分かっただけで嬉しい。

一生会うこともなく

文通相手だけの関係で終わる男女の仲も良いものだと思う。

これからも彼が益々の活躍をされることを心から祈りたいと思う。




スカーレット