スカーレットの心のつぶやき
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昔、私はまるで硝子細工のような心を持っていると言われたことがある。
何かあったら、直ぐに割れて壊れてしまうというたとえだったのだろう。
その言葉を言ったのは
私が心の病気で入院していた九大の心療内科の主治医だ。
そして、その言葉は私に直接言ったのではなく、
母に言った言葉である。
あの頃の私は、
本当に繊細で傷つきやすく、
ちょっとした言葉に打ちのめされる人だった。
多分、私の育った環境が私をそんな性格にしたのだと思う。
「柳に風」と言う言葉がある。
柳の木は風が吹くと、
その風に逆らうことをしないで
風の吹く方向に揺れ動いている。
でも、決して倒れたり折れたりはしない。
これは人にも同じように言えると思う。
強くなろう、倒れないようにしようと頑張って
一生懸命にならなくても良い。
その時その時の状況で、自分自身が揺れれば良いのだ。
そして色んな周りのことを見ながら決めれば良いのだ。
私のように、
一見強そうに見えてもちょっとしたことで、
崩れ落ちてしまうそんな人よりも、
弱そうに見えても、
自分をしっかりと持って生きることによって、
どんな辛いことや悲しいことがあっても、
壊れて心もボロボロになってしまうことはない人の方が良い。
何か嫌なことに遭遇しても、
そのことに振り回されて自分自身を見失なわないようにしたい。
そして、いつもいつも過去を見るのはやめることだ。
そうすれば自然に良い方向へ物事は向っていく。
柳に風と言うように、
しなやかになりたい。、
自分自身の考え方も生き方も、
いつでもどんなことでも
パニックにならないように、
自分を見つめて生きていきたい。
しなやかさの中に密やかにあるもの、
それこそが本当の意味での強さだと思う。
スカーレット
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