スカーレットの心のつぶやき
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2004年03月30日(火) 奇蹟のカンパネラ

「百聞は一見に如かず」と言う言葉がある。

本当にそうだとつくづく思った。

神戸ではフジ子・ヘミングのコンサートを聴き、

実際にフジ子をこの目で見ることができた。

TVや本では話を聞いたり見たりしていたけれど、

彼女がいかに可愛い女性であるか!を改めて感じた。

見た目が可愛いというのではない。

でも、女性から見てもとても可愛い人だと思った。

自信たっぷりの人だと思っていたが、

何かちょっとはにかんだような

照れたようなそんなしぐさがとてもチャーミングだった。

演奏はいつもCDで聴いていたのと同じ

リストの「ラ・カンパネラ」を聴けた。

まるで、鍵盤の上で10本の指が踊っているような気がした。

彼女の魔法にかかったかのように思える指が鍵盤の上を動く。

そしてあの素晴らしい音色を奏でる。

彼女の魂を感じた。

涙が出た。

会場はしーんと静まり、彼女の奏でるピアノに魅了された。

多分皆の心が一つになっていたと思う。

弾き終えた後に湧いた割れるような拍手と歓声。

彼女の全身で奏でられた魂の響き。

私が彼女の演奏を生で聴くことが出来るのは

これが最初で最後になるかもしれない。

私は一生忘れることはないと思う。


スカーレット