スカーレットの心のつぶやき
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| 2004年03月24日(水) |
パッヘルベルのカノン |
私がクラシックを聴くようになってから今までの間に、
これほど心に響いてきた曲は初めてだった。
先日、本屋に行った時、本売り場の隣のCDのコーナーで
何気なく映画音楽のCDを買った。
12曲入っているCDだった。
映画を見ていなくても音楽だけは知っているものが多い中で
私の心を捉えたのがこの曲「パッヘルベルのカノン」だった。
はじめて聞いた途端に何故か涙が出そうになった。
心が洗われるというか、
魂が浄化されるというか、
清らかで美しい旋律は、私の痛んだ心を癒してくれた。
痛みも悲しみもすーっと消えていくように感じた。
祈りにも似た、ゆったりとしたリズム、
心をふわーっと包み込んでくれるような魔力を感じた。
この曲に出会うために私は色々なクラシックを聞いてきたようにさえ感じた。
このカノン一つあれば私にとって他のクラシックは要らないとさえ思った。
毎日何回も繰り返し聴いていくうちに、
心が和み、癒されていくのを感じた。
音楽とはなんと素晴らしいものだろうか!
このカノンが流れている映画は「普通の人々」という映画である。
アカデミー賞を取った映画である。
私は見ていなかったので早速ビデオを借りてきて繰り返し見た。
家族の愛がテーマである映画の中に流れるこのカノンを聴くと
本当に涙が出てきた。
何時間でもこの曲を聴いていたいと思った。
そして、このパッヘルベルのカノンだけが集められているCDを手に入れた。
欲しくて欲しくてたまらなかった。
同じ曲を色々な演奏方法で演奏しているこのCDを私は一生の宝物にしたいと思っている。
私のバイブルになるにちがいない。
この典雅で夢みるような美しい響きは
教会の荘厳な雰囲気とは違っているような気がするが、
これもまたバロック音楽の一つの面なのであろう。
この曲に出会えたことで私は生き返ったように思う。
身近にある小さな幸せを感じるようになった。
私の人生において最も心に響く音楽に生るであろうこの曲を
いつまでもいつまでも聞いていたい気がする。
スカーレット
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