スカーレットの心のつぶやき
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今朝、まだ薄暗い時間に外へ出てみた。
東の空の下の方にオレンジ色(黄色というには濃い色)の
三日月が出ていた。
昨日読み終えたなかにし礼さんの著作「赤い月」をふと思い出した。
あの月はこんな三日月ではなく、
エレナの首を切り落とした時の血の色と
月とのイメージだったとは思うが、
今朝の三日月の色はあまりにもオレンジ色に近かったので
私の心を動かすものがあった。
私の心は最近、月や星を見る余裕もないほどに
落ち込んでいた。
それがこの数日前から、何か目の前の霧が消えて行き
目の前の視界がはっきりとし始めた。
何でも気の持ちようだとはわかっていたが、
この数日の私はまさにこの「気の持ちようで心も変わる」の
言葉どおりだった。
勿論、今でも時々は思い出して、
悲しい気持ちになるときもある。
でも、それは一瞬のことで、
直ぐに気持ちを明るく前向きに持てるようになった。
いくら考えても事態が変化しないのなら
なんだかんだと悩み考えるのが
本当に馬鹿らしくなった。
心に鎧を着たのかもしれない。
誰かが私にどんな刃を向けようとも
それは私の体には突き刺さりはしない。
鎧で跳ね返すことができるから。
人の言葉や態度で一喜一憂するのは本当にやめた。
私は私だと思うから。
あの「赤い月」の中に出てくる人達の
あの時の生に対する執念や絶望を思うと
今の私のこんなことぐらい些細なことだと思う。
明日の朝も今朝見たあのオレンジ色の三日月を
見ることができるだろうか?
私にとってはまさに赤い月だった、今朝のあの三日月を。
スカーレット
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