スカーレットの心のつぶやき
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2003年12月07日(日) 一つごと

誰でも、何でも一つのことを続けるということはとても大事なことだと思う。

何十年という長い年月をかけて熟練された技巧ってすごいものがあるから。

そんな大げさなものではないけれど、私の場合は絵手紙やピアノでそれを実感している。

絵手紙を描き始めて3年が過ぎた。

初めは姉の描くのを見ていて、私には描けないと思っていた。

絵を描くのは好きだけれど、うまく描けないから、この上手く描こうと思う気持がいけないのだろうけれど、私は二の足を踏んでいた。

でも、ちょっとしたきっかけで始めた絵手紙がとても喜んでもらえるのを知り、こうして今まで続いている。

親友が先日の絵手紙展に出した作品を見てくれて、「初めに比べると随分上手くなったね!」と言ってくれた。

嬉しかった。

いくら絵手紙は「ヘタで良い、ヘタが良い」と言うものの、やはり上手に描けている人の絵手紙は良いものだから。

上手いというのではなくて、その人の個性の出ている絵手紙が好きだ。

とても魅力を感じる。

こうして絵手紙は何とか人に喜んでもらえるようになったけれど、もうひとつのピアノが・・・

ピアノを習い始めたのが今から6年前。

母の入院、手術のために中断してその後習いに行くのを止めてしまった。

自分で楽譜を買ってきて自由に弾こうと思ったのだ。

でも、やはり自分に甘くなってしまった。

出来やすいものはいくらでもするのだけれど、ちょっと難しいと思うことには躊躇してしまうのだ。

練習をサボることを始めるとそれに慣れてしまって・・・

そんな期間が長かった。

それがある人と知り合ってから私がまたピアノに目覚めることになった。

そして一年近くなる。

その人は仕事をしながら時間を作ってショパン、ベートーベンの曲に挑戦している。

話を聞くたびに凄い!と思った。

そしてその人に触発されたように私はピアノの蓋を開けるようになった。

毎日短い時間でも良い、ピアノに向かうようになったのだ。

ピアノは弾かないと弾けなくなる。

これはどんな上手な人でも同じみたい。

ピアノの先生だってそうだと仰っていた。

だから一日弾かないと取り戻すのに三日かかるといわれた。

私のように拙い人にとって一日休むことは三日で追いつくことができないほどだ。

今私はクリスマスに向けての曲を練習している。

グノーのアベマリア。

簡単な曲だから練習しているというのさえ憚られる。

でも、私は人に褒められたいと思って弾いているのではない。

私は私が弾きたいアベマリアを目指している。

マリアのようなやさしい人の心に訴えるもののある弾き方をしたい。

一音一音を大事にしたい。

速く弾くことが良いとは思わない。

ゆっくりでも良い、感情を込めて歌うように弾きたい。

一つの曲を仕上げる時間が人一倍かかる私だ。

でも人と比べるのではなく、私のペースで練習したいと思う。

一つのことを長く続ける、この根気こそが一番大事なことだと思うから。


スカーレット